もしもバンク・オブ・アメリカがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
もしもバンク・オブ・アメリカがカーブスの運営を行った場合には、まず第一に徹底的な経営の合理化が行われると考えられます。現在日本ではフィットネスクラブが一時期のブームに比べて衰退する反面、カーブスのような地域密着型のものが非常に受け入れられる傾向が強くなっています。その理由はこれまで一般のフィットネスクラブにはなかなか行くことができなかった主婦層を中心に顧客をターゲッティングしている傾向が強く、そのために運営時間を集中させることが1つのポイントとなっていますが、それぞれの店舗によってその時間が異なるほか、様々な運営方法が異なるためにその統率に関するコストがまちまちとなっている点が懸念事項となる可能性があるためです。
バンク・オブ・アメリカは米国の最大の銀行であり、その投資額も非常に大きなものとなっている反面、回収効率も近年特に非常に高くなっている点がポイントです。これは過去の過剰な投資の問題を踏まえてその経営方針を大きく転換し、採算性を重視するようになっているためで、画一的で安定した経営方針を持つ企業には積極的に投資を行うものの、その経営方針が不確定な要素を持つフランチャイズの店舗などはなかなか難しい面があるためです。カーブスは店舗の運営方針がオーナーによって異なり、売上利益に関する管理が未知数の部分が多いため、最終的な収益管理が非常に難しいと言う欠点を持っています。バンク・オブ・アメリカが運営を行う場合にはこの点をまず見直すと考えられ運営を行う場合にはこの点をまず見直すと考えられ、そのためにカーブスの良さが損なわれてしまう危険性もあるのです。
カーブスは非常に日本的な経営スタイルを持つフィットネスクラブとなっており、これが地方都市を中心に広く受け入れられている感があります。その経営方針をバンク・オブ・アメリカが理解することが非常に難しいと推測されるため、集中的な経営方針の立案とフランチャイズ制の廃止なども十分に予測される事態となり、現在のスタイルから大きく変革すると考えられるのです。