もしもジョンモルガンがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
アメリカ5大財閥の1つ、モルガン財閥の創設者であるジョンモルガンがカーブスを運営したら間違いなく他のフィットネスクラブやそのクラブを運営している会社の買収、もしくは寡占化を狙うはずです。先述したようにジョンモルガンは財閥の創設者でありますが、同時にトラストという企業経営の形態を生み出した父親でもあります。
トラストとは企業合同とも呼ばれており、複数の同業企業が株の買収や持ち合いなどを行って支配しつつも競争していく状態です。ジョンモルガンはこのトラストによって一代にして富を築きました。その手腕は凄まじく、金融を通して財を成した事から「金融王」とも呼ばれてもいます。関わったり買収したりした産業の分野は鉄道や電気、無線に鉄鋼など多種多様です。
「非効率な運営を行う産業を買収やトラストを通じて効率化する」という理念を抱いており、実際にその理念に従って活動してきたとされています。同時にそっけない性格だったとも伝えられており、ジョンモルガンが窮地に陥った取引先を助けた際に涙を流すほどに感謝されたものの、「その話はもう結構。付き合う時間がないのでさようなら」と告げたそうです。
しかし人間性がなかったわけではなく、絵画など芸術的な作品のコレクターでもありました。
ティファニーやメトロポリタン美術館とも関わっており、特にメトロポリタン美術館は設立に関わっただけではなく、館長を務めた事があるほどです。
いずれにしてもお金だけでなく、美への関心も高い人物であったことだけは間違いありません。
そんなジョンモルガンがカーブスを運営する事になった場合、やはり同業の会社を吸収して経営を万全に期す事は外せないと考えられます。同時に彼が生きていた時代にはなかった体操教室への理解を深め、新しい美の探求をするかもしれません。また教室自体のサービスを向上させ、1回30分のメニューにつき美術鑑賞や講座を開いて色んな人たちに芸術の素晴らしさを伝えてもおかしくないです。