もしも迫本淳一さんがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
松竹の社長として知られる迫本淳一さんがカーブスを運営した場合、その経営方針はどのようなものになっていたでしょうか。迫本淳一さんは45歳の頃、副社長に就任して経営状態が悪くなっていた松竹をたてなおしたといいます。松竹に入社した迫本淳一さんを待っていたのは、積み重なった不良債権でした。そうした状況の中、迫本淳一さんは不良債権償却に力を入れ、さらに有利子負債の削減も行なったといいます。利益を得ることを重視し、映画部門に注力して積極的に買付を行なった結果、大きな成功をおさめたのです。
この方のすごい点は、それだけで満足することなく不動産部門にも力を入れて、さらなる発展を目指したことにあるでしょう。映画で収益を増加させた後、ビルやタワーの運営を強化していったのです。
素晴らしい経営センスを持つ方ですので、カーブスを運営した場合も、大きな成果をあげると考えられます。カーブスは現在でもかなり人気がある体操教室であり、全国各地に展開しています。しかしそれぞれの店舗は、それほど規模が大きいわけではありません。
もしも迫本淳一さんが運営していたら、それぞれの店舗をさらに拡大し、会員数を増やして収益アップを目指したのではないでしょうか。また体操教室だけでなく、運動器具の開発など関連性の高い業務をさらに発展させていたかもしれません。伝統と革新を経営方針としている方ですので、素人には想像もつかないような、全く新しいサービスを生み出す可能性もあります。今あるカーブスの体操教室はそのままに、全く別の新サービスをスタートさせるかもしれません。
迫本淳一さんは不動産関連企業に勤めた後、司法試験を受けて弁護士になるという、非常に変わった経歴を持つ方です。不動産と法律に関する専門知識を持っていることが、素晴らしい経営センスにつながっているのかもしれません。いずれにせよこの方がカーブスを運営したら、業界をゆるがすような大きな変化が生まれるのではないでしょうか。