もしもテンセント・ホールディングスがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
テンセント・ホールディングスは現代では中国最大のインターネットサービスを行う企業の持ち株会社となっています。そのグループ内には様々なインターネットサービスを行う企業が存在しており、メールシステムやウェブシステムを始め中国の様々なインターネットサービスやアプリケーションのサービス提供の中枢的な会社となっている点が特徴です。また中国当局とも非常に密接な関係を持っている点も企業の成長に大きな影響を与えています。
このテンセント・ホールディングスがカーブスを運営した場合には、現在のカーブスの魅力であるそれぞれの店舗の独自経営が継続されない恐れもあり、統合的なメニューに従ってそれぞれの営業方針が決まる画一的な運営が行われると容易に推測できます。その理由はテンセント・ホールディングスが非常にトップダウンの強い会社であり、それぞれのグループ企業の経営方針もテンセント・ホールディングスが決定しているイメージがあるからです。カーブスは現在フランチャイズ制となっており、基本的な運営方針は本部が決定するものの、地域に合わせたサービスの内容はそれぞれのオーナーが決定することができるものとなっているため、地域の特性を生かした店舗展開を実現しているのが最大のポイントになっているのですが、テンセント・ホールディングスが運命を行った場合にはそのポイントが損なわれてしまう可能性も高いと考えられるのです。
テンセント・ホールディングスは中国当局とも非常に密接な関係を持っており、その決定は非常に強い権限を持っています。その環境下で行動を行うテンセント・ホールディングスは画一的な経営方針を打ち出すことに慣れているため、現在のカーブスのようなフランチャイズシステムの自由度が受け入れられない危険性もあり、そのためにそれぞれのオーナーに対して高いノルマを課す可能性があるとともに、その売り上げ利益を厳しくチェックする可能性もあり、強い管理下に置かれたビジネスモデルが出来上がる可能性もあると推測します。