もしもマイクロソフトがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
もしもマイクロソフトがカーブスを運営した場合には、画一的な経営方針を打ち立ててシナリオ通りの経営を進めると考えられます。そのため地域にフィットした経営が行える所と、そうではないところが発生する恐れもあり、最終的に店舗が集約され総合的な運営を行うことで効率の良い経営が行える反面、地域格差が発生する危険性もあると考えられます。
カーブスは女性専用のフィットネスクラブであると同時に、地域に密着した様々なスタイルの運営を行っている店が注目され、近年非常にその店舗数を伸ばしている点が特徴です。従来のフィットネスクラブとは異なり、決して設備も充実していない面があり、しかも営業時間が非常に短いことから利用者の範囲が限られると言う特徴を持っていますが、その分地域の細かな特性に順応できる店舗の形態がこれまでフィットネスクラブに対して敷居が高いと思っていた主婦層を中心に広がりを見せており、成功していることがポイントとなっているのです。その形態もフランチャイズの形となっているため、経営者の中にはその経験がない人も多く、基本はマニュアルに則っていながら自分自身の様々な経験を織り交ぜた店舗展開を行っているのが特徴で、これが地域に順応したスタイルを生んでいると言っても過言ではありません。
マイクロソフトがカーブスを運営した場合にはこれらの特徴がなくなってしまう恐れがある反面、店舗によっては無駄なコストがかかっているところもあるため、その部分を統一し効率的な経営を行うと推測されます。現在のカーブスの特徴がなくなってしまう恐れもありますが、様々な経営形態を標準化し、低コストで価値の高いサービスを提供することに注力するとともに、綿密な経営計画に基づいた戦略的な店舗展開が行われると考えられるのです。そのため大幅なコストダウンと標準化が実行されるとともに、現在の店舗の中では集約や整理が行われ利益を追求した経営が行われると推測されます。