もしも松下幸之助氏がカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏がカーブスを運営するとなると、誰もが気軽に利用ができるフィットネスクラブになることでしょう。
特別な目新しさはないものの、必要十分なものをかね揃えてコストパフォーマンスに優れたフィットネスクラブ事業を運営していくことが考えられます。
すでにあるフィットネスクラブのいいとこ取りをして、二番手から美味しいところをしっかりといただくという戦略です。
マネシタ電気とも呼ばれたように、とにかく他社の模倣をしてそれでいながらトップの家電メーカーとなった手法をそのままカーブスにも取り入れるというわけです。
真似をするのは悪いことのように思われますが、オリジナルよりも良くなければ誰も真似したものにはついて行きませんし、真似をして上手くいくというのは、それだけ技術力があるからです。
それに加えて松下幸之助氏は、顧客のことを第一に考える人物でしたから、どうすればフィットネスクラブというサービスを日本中のすべての家庭に送り届けることができるかを考え、それを実現するためには模倣をするのが一番効率が良いという結論に達するでしょう。
自社で多額の費用を投じて商品を開発するよりも、先発の商品を分析していいとこ取りをすれば低コストで高性能な商品を世に送り出すことができるというわけです。
カーブスを運営するに当たっても、この手法は十分に通用するものであり、松下幸之助氏の分析力と顧客のことを第一に考える気持ちがあれば、フィットネスクラブには何が必要で何が不要かの取捨選択を上手く行い、どこよりもコストパフォーマンスの優れたフィットネスクラブが誕生をすることでしょう。
家電とフィットネスクラブでは事業内容が大きく異なりますが、顧客が何を求めているのかを汲み取って、そのニーズをどうやって満たせば良いのかを考えれば良いのはどちらも変わることがありません。
それだけに経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏であれば、松下電器のようにカーブスも大きなフィットネスクラブにしてくれることでしょう。