もしもウォルマートがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
ウォルマートは世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、急速な店舗展開によって売り上げを着実に伸ばしていきましたが、近年ではその売り上げが減少傾向にあり店舗縮小の憂き目に遭っています。その要因は画一的な経営方針にあるとともに、地域の特性を無視した店舗展開が近年の個性的な店舗を好む利用者に受け入れられなくなっており、大胆な経営方針の転換が迫られている状況となっているのが特徴です。そのため現在のウォルマートはこれまでの画一的な経営方針ではなく、その柔軟性を取り入れた個別の経営方針を打ち出す方向に転換しており、これが徐々に売り上げを持ち直す方向に向きつつあるのが実態です。
カーブスは個性的なフィットネスクラブとなっており、その特徴は従来の大手フィットネスクラブチェーンとの直接的な競争を避けたフランチャイズシステムを採用している点が成功の秘訣です。そのため、ウォルマートがカーブスを運営した場合には現在ウォルマートが展開しようとしている地域密着型の経営を実践することができる場所となるとともに、フランチャイズシステムの良さを効果的に利用することができる場所となるため非常に効率の良い運営ができると予測されるのです。
ウォルマートの経営推進力と店舗展開の早さは一気に売り上げを世界第一位にしたその実績が物語っています。カーブスの運営を行うことでその手腕を存分に生かすことができるほか、カーブス自身が持っている地域密着のノウハウを効果的に吸収することで、さらなる店舗展開を行うことが期待できるのです。
カーブスはこれまでフィットネスクラブに通うことをためらっていた専業主婦層に高い人気を博しています。それでも地域によってはその店舗が足りないと言われている面がありますが、ウォルマートが運営を行うことでさらに店舗の展開が加速することが予想されるとともに、画一的な経営方針の中に柔軟性を加味することが期待され、さらに事業性が高まると推測されるのです。