もしもP&Gがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
もしもP&Gがカーブスを運営した場合には、現状に比べてさらに経営方針が効率化されることが予測されるとともに、その状況に応じてさらに新たなフィットネスクラブとの合併なども促進され、場合によっては現在の経営方針が大きく変更される可能性があります。現在のカーブスのそれぞれの店舗の運営は地域の特性に合わせた経営が行われているのが特徴となっていますが、P&Gがこの運営を行った場合には成功している店舗の経営モデルを全店舗に導入する形となることが予測され、不採算店は閉鎖するとともにより効率の良い経営モデルが立案されることが予測されるのです。
その根拠はこれまでP&Gが行ってきた数々の企業の買収と、不採算事業の売却の実績があります。P&Gのこれらの行動は数ある多くの企業の中でも非常に速いことで知られており、多くの企業を経営状態が上向きの時に買収し効率の良い事業展開を図ることを予測してきましたが、逆にその事業性が低下すると早々に売却してしまうと言う決断の早さも注目されています。そのためカーブスを運営した場合にはその店舗展開の状況と採算性を見直すことが喫緊の課題となることが明白であり、さらにこれらの判断から不採算店を即座に閉鎖し効率の良い経営を目指すと考えられるのです。
カーブスの特徴はフィットネスクラブをフランチャイズ制で行うことで、それぞれのオーナーが自らの地域に密着した様々な経営を行うことができるのが特徴となっています。そのため店舗によっては営業時間が異なっていたり、様々な設備の導入状況も地域の要求に合わせたものとなっているのが特徴です。しかし、フランチャイズ制は中間マージンの発生等も大きいため決して効率的な経営とは言えない面があり、P&Gが運営を行った場合には画一的な営業方針を導入するとともに不採算店の閉鎖や集約等が行われ、さらに利益の高い店舗に関しては新たな設備の導入や営業時間の延長なども十分に考えられます。