もしもマルコムXがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
もしもマルコムXがカーブスを運営したら、カーブスの経営が大きく様変わりすることは間違いありません。まず、人種問題からメスを入れる可能性が高いです。米国などでは、いまだに黒人差別をしているような地域もありますが、そこにメスを入れて白人でも黒人でも平等にカーブスを利用可能な仕組みを作ることが予想できます。今まで黒人が差別されてきていたとすれば、黒人の料金だけ安くすることも考えるかもしれません。
アメリカで経営する場合には、アメリカンドリームを夢見る人もいますが、マルコムXの場合はまずアメリカンドリーム自体を信じないでしょう。そのため、莫大な資金を投入して大もうけをすることは考えにくく、着実な経営をしていくことが考えられるわけです。結果的に、格段に規模が拡大することは考えにくいですが、安定した経営路線で長く続けていくようになります。
命をかけた経営になることも予想が可能です。白人と黒人を平等に扱うことで白人のお客さんからはクレームが来る可能性があります。ですが、そのクレームに動ぜず平等を徹底することによりときには危険な思いをすることになりかねません。自由のために生きることを念頭に置いているマルコムXは、命の危険があったとしても自分の信念を貫き通すでしょう。
経営者でありながら、なかなか店舗にいることは考えにくいです。なぜかといえば、講演や平和活動などに力を入れるからです。そのため、経営者を見た店員もあまりいない可能性があります。顔を見るのは、テレビを通じてあるいは雑誌を通じてであり、ほとんどの場合経営者のトップに近い人だけがマルコムXの顔を知っているだけになります。実は、読書が大好きでカーブスの従業員に対しても読書するようにすすめるかもしれません。マルコムX自体も読書をすることにより人間性を広めた一人だからです。ただ、読書を強要することは一切なく、あくまでそこは自由と考えているところが普通の経営者との違いです。