三重県北牟婁郡における不動産売買の現況(2019・令和元年)
三重県北牟婁郡は三重県の南部に位置する行政郡で、現在は人口が15,000人程度の非常に小さな集落となっていますが、古くは多くの町を抱える三重県有数の行政区域となっていました。その後様々な町が近隣の大きな市などと合併を行ったことにより、現在では紀北町を中心とする1部の行政区域からなる構成にとどまっており、人口も年々減少している傾向にあるのが特徴です。
主な産業は漁業と林業であり、さらに高齢化が進んでいることから郡の経済は決して活発なものではありません。しかしそのために山岳地帯と海岸が1つの地域の中に密集した自然がそのまま残っており、非常に気候が温暖で住みやすい地域でもあることから、田舎暮らしを好む人にとっては非常に魅力的な地域として注目され始めています。
三重県北牟婁郡の不動産売買の状況は決してこれまで芳しいものではありませんでした。現在住んでいる人の多くは古くからこの地域に代々住んでいると言う人が多く、これまでは若者が仕事を求めて様々な市街地に移住をしていたため、人口が年々減少する傾向にあることや、高齢化が進むと言う状況が問題となっていましたが、近年では田舎暮らしが1つのブームとなっており、そのために古い住居などを利用した農業や林業を行いたい若者を誘致する方向となっており、そのために様々な施策が実行されています。
三重県北牟婁郡の不動産売買の現況は非常に少ない状況にとどまっているのが実態です。不動産の所有権の変更が行われにくいことや、代々この場所に住んでいると言う人が多いため、新たな不動産売買の機会が非常に少ないのです。また、住宅地と山林が混在しているような地形となっているため、再開発も非常に難しい状況となっており、若者を誘致するための住居も基本的には非常に安い、もしくは無償の賃貸と言う形が動く、積極的に売買を行う状況にはありません。今後は積極的に売買が行われる方向性も予測されますが、具体的なその動きがまだ進んでいないため、三重県北牟婁郡の動産売買の現況は低迷している状態となっているのが実態です。