高知県の不動産売買の現況(2019)
高知県の不動産売買の現況は、上昇傾向にあります。
四国の中でも太平洋側にある高知県は、四万十川があり坂本龍馬の生まれ故郷としても有名です。
昔から漁業が盛んですが、農業も活発に行われています。
高知県は他の県に比べて少子化が進んでいたこともあり、他県よりも早く移住施策を実施したことで知られます。
2012年の移住者は225人と少なかったものの、2016年には1000人以上になっています。
移住施策を抜本的に強化したことで、2013年から一気に移住者が増加しています。
大幅に移住希望者が増えた理由のひとつが、都市部への情報発信です。
高知の良さを知ってもらうために積極的にプロモーションを行い、移住ポータルサイトを充実させます。
情報発信を強化したことで、若い世代の中にも移住を希望する人が増えつつあります。
都市部に相談窓口を開設し、気軽に相談できる環境を整えたことも移住者の増加につながっています。
田舎暮らしにあこがれる人は多いですが、実際に住んでみると様々な課題が出てきます。
高知県では田舎暮らしを体験できるお試し滞在施設を整備しています。
一戸建てやマンションを購入する場合、大きな出費になります。
住んでみてから合わない環境であることがわかるケースもあります。
お試し滞在施設や賃貸住宅を利用することで、様々なリスクを避けることができます。
高知県への移住新規相談者数が増えていますが、就業希望先は4割が企業です。
農業に就業することを希望する人も3割います。
高知県では農業に従事したい移住希望者をサポートすために、研修制度やスクールを整備しています。
高知県の不動産取引データをチェックしてみると、高知市での取引が多いです。
都市はマンションの売却相場も高いので、都市部のマンション需要が伸びています。
高知県は、新築物件だけでなく中古物件も需要が高いです。
中古物件を安く購入し、リフォームする若い世帯が増えています。