兵庫県の不動産売買の現況(2019)
兵庫県は近畿地方に位置する県で、人口は約550万人、面積は約84万平方キロメートル、そして近畿では最大の面積を持つ県として知られています。兵庫県は日本海と瀬戸内海の2海に接し、南部には近畿では最大の工場数をもつ阪神工業地帯があります。兵庫県は大阪のベットタウン的な役割も持っていたと言われてきたこの県の中心都市である神戸市に人口が集まっており、県北部は近年では人口減少が起こっているという状況になっています。そのため、過密地域と過疎地域の両方を持ち、不動産売買の価格などにも人口密度は関わっています。
この県では政令指定都市でもある神戸市が不動産取引においても最大のシェアをもち、姫路市や西宮市、芦屋市などの不動産売買も兵庫県では活発です。基本的な兵庫県の不動産取引件数の現況については、市町村ごとに比較すれば神戸市が圧倒的に多くなっています。また、姫路市や西宮市、明石市などでも不動産売買数は他の市町村と比較すると多い傾向があります。
その他にも尼崎市や宝塚市などでも多く行われており、この県では神戸市以外にもマンションなどがまんべんなく分布していると言われていますので、売る側から見ると全体的には他の都道府県と比較してよりよい相場で短期成約が期待されます。
県庁所在地でもある神戸市は人口密度は全国8位で、県内でも圧倒的に不動産売買の需要が高いエリアです。中央区や垂水区、北区や東灘区、そして西区などでは県内でも活発な取引が行われており、各区での取引数は宝塚市などで行われる取引数と謙遜ない数です。そのため、これらのエリアをあわせた神戸市全体的な取引数は県内でも圧倒的な状況になっています。
このように、兵庫県の不動産売買の現況については、人口集中の高いエリアほどより活発な不動産取引が行われており、全体的に見ると神戸市が他の兵庫県の市町村と比較すると圧倒的という特徴があります。また、姫路市や西宮市なども他のエリアと比較すると活発です。