秋田県の不動産売買の現況(2019)
秋田県の不動産売買の現況は、比較的取引き回数の減少傾向が見受けられる地域です。秋田県は、日本の中でも一番人口が減少している地域と言えるでしょう。そのため、全体を通して土地の値段が上がることことはあまり考えにくいです。例えば、秋田県の中心地として秋田市がありますが毎年土地の値段が減少している傾向にあります。もちろんそうはいっても、県内で一番土地の売買がよくおこなわれている地域になりますので、決して不人気とは言いません。ただ、同じ東北でも仙台などと比べてしまうとやはり見劣りしてしまう点は否定できないでしょう。土地の値段としては、一坪当たりおよそ\120000で取引きされているのが秋田市の現状になります。
もちろん、同じ秋田市といっても場所によって大きく土地の値段が変わるため平均値はあくまで参考にしかなりません。例えば、駅前の良い土地ならばその単価30万円を超えて取引きされている可能性が高くなります。ですが、同じ市内でも農村の地域に関しては1万円程度でしか取引きされていない可能性もあります。このように考えれば、平均値はあくまで参考にしかならないためすべてその金額で取引きされていると考えると、全く計算が狂ってしまう可能性は否定できません。
近年の売買状況ですが、中心地を見ていくと平成10年あたりからほとんど横ばいの状況になります。実はこの地域は、1980年代後半から1990年代前半の不動産バブルの時期でも、それほど土地の値段は上がっていません。もともとこの地域は、古くから発展した地域とは言い難いためですしょう。1時期、秋田新幹線が開通した時は盛り上がりましたが、土地の値段にそれほど影響をあたえたわけではありません。
ただそういっても、やはり中心地は交通の便が良い場所になります。購入する側としては、交通の便が比較的容易場所でありながら安く購入できる点は非常にメリットがあるでしょう。裏を返せば、売却する側はあまり高い金額で売却できないことがわかります。農村部に関しては、時間が経過したとしてもあまり価値が付きませんので今のうちに売却しておいた方がよいかもしれません。