滋賀県の不動産売買の現況(2019)
滋賀県の不動産売買の現況を見ると、地域によって大きく異なることが理解できます。まず、滋賀県の中でも中心地の大津付近は比較的よく売買がされていることが理解できるでしょう。また、大津から近江八幡にかけての琵琶湖に沿った地域は比較的人気があることから取引きがよくされている傾向にあります。滋賀県の中でも、一番人気といってよい地域になりますので、この地域で土地を売却する場合にはある程度高く売れることが予想できます。とはいえ、大阪の中心部や京都の中心部などと異なり特別に人気があるわけではありません。そのため、売却するといってもそれほど金額が高くなることはないでしょう。逆に、購入する側もそこまで高い金額の取引きになることはないと考えてよいです。
なぜこの地域が人気なのかといえば、京都市や大阪市に行くときに便利だからです。JR東海道線の新快速を使えば、大阪の中心地まで1時間以内に到着することができるため、多くの人がその地域に住みたがっています。このようなことから、利便性を考えればこれからもその人気が続くことがわかるでしょう。
これに対して、琵琶湖の北側などはそれほど人気はありません。比較的安くなっていますので、購入したいならばその地域に限定して調べてみるのがよいでしょう。逆に、売却する側としては、たいしてメリットがないことがわかります。これからどのようになっていくかは明確ではないものの、人口はあまり増えていないことを考えれば横ばいになる可能性も高いです。後は、日本経済によって大きく左右される可能性も否定できません。
ちなみに、滋賀県全体の不動産売買の状況をみると、2002年以降はそれほど取引き価格が変わっているのが特徴になります。ただその中でも地域によって差があることを見逃してはいけません。実は、不動産バブルといわれていた時期でも、首都圏などを比べると土地の価格の開きはそれほど大きくなっていないのが特徴になります。ある意味、安定した地域といえるかもしれません。