三重県桑名市における不動産売買の現況(2019・令和元年)
桑名市は三重県の東北部に位置する、人口がおよそ14万人(2019・令和元年時点)の地方都市です。古くから鋳物の生産で栄え、東の川口とともに桑名は日本の鋳物二大産地と呼ばれています。その他にも焼き物や塗り物や刃物などの、各種伝統工芸が有名です。桑名の特産物は伊勢湾の蛤(ハマグリ)であり、「その手は桑名の焼き蛤!」などの言葉遊びで日本中に知られています。その他には安永餅・蛤しるこ・アイス饅頭・なばな・八壺豆・紅梅焼・都饅頭・鯉料理・手延べうどん・しぐれ肉巻きおにぎりなど、豊富な名物を持つことが大きな特徴となっています。
桑名市が属する三重県では関西弁が多く使われており、文化的には関西の影響が強いのですが、桑名市は三重県の隣の愛知県と隣接するため、名古屋の影響を強く受けているようです。桑名市にゆかりがある人物としては、徳川四天王の一人であり徳川家康に仕えた、本多忠勝があげられます。本多忠勝は桑名藩の初代藩主であり、現在の桑名市の礎を築いた人物だといえるでしょう。文化人では作家の泉京花や、詩人の中原中也などが、桑名を舞台とした有名な作品を残しています。桑名市出身の著名な人物は、マラソン選手で有名な瀬古利彦さんなどがあげられます。
三重県桑名市は愛知県に隣接し交通の便に優れることから、名古屋市のベッドタウンとして不動産売買が盛んに行われています。桑名市は日本の地方都市としては小規模ですが、その需要が高いことにより比較的高値で不動産の取引が行われているのです。不動産の売却を希望する投資家にとって有利であることはもちろんですが、投資不動産を購入して賃貸経営に挑戦したいと考える投資家にとっても、高い利回りが期待できるチャンスの大きな狙い目の地域だといえるでしょう。三重県桑名市における不動産売買の現況は安定したものとなっており、今後についてもしばらくは現在の状況が継続することが予想されています。