愛媛県の不動産売買の現況(2019)
四国の中でも、観光地として人気があるところが愛媛県にあります。温暖な気候としても知られており温泉などもあることから多くの観光客でにぎわっている土地です。近年は、交通の便も良くなっており首都圏からも比較的容易に現地に行くことが可能になります。
そこで、愛媛県の不動産売買の状況を見てみると、現況では一坪当たり23万円程度を維持しているのが特徴になります。これは、全国平均でみると、25万円安くなりますのでお買い得と言えるでしょう。ただ、東京や大阪の一部の地域が爆発的に土地の値段を上げているだけですので、都会の一部を除けば、そこまでやすいとは言い切れません。
取引きの回数は、価格によって変わるといえますがここ10年ぐらいはそれほど変わっていません。ただ、緩やかな右下下がりになっていますので、購入する立場としてはそれほど焦らずに購入してもよいでしょう。一方で、売却する立場とすれば、何か特殊な事情がない限り今後土地の値段が上がることはなかなか想定しにくいといえます。そうすると、早い段階で売却したほうがある意味得と言えるでしょう。ただもちろん、その地域の特殊な事情もありますので必ずしも早ければよいとも言い切れませんので後は運になるといえます。
愛媛県の中でも、一番人口が多い松山市は平均的な坪単価が41万円と全国平均にかなり近づいて来ているのが特徴です。市内でも、中心部は土地の値段が上昇しておりこの地域に関しては売却は少し待った方がよいかもしれません。逆に購入する立場は、早めに購入した方がよいとも言えます。
それ以外の地域は、ある程度人口が多い今治市などは中心部の松山市に比べると土地の取引きはそれほど行われていません。若干下落の傾向もありますが大幅に下落しているわけではありません。それ以外の地域は、2010年あたりからの土地の価格を見る限り比較的土地の値段が下落しており、取引き量も減少している傾向が見受けられます。