中国の不動産売買の現況(2019)
中国の不動産売買の現況をみてみると、相変わらず好調です。
中国では2000年以降都市化が進んだため、不動産投資が活発になっています。
世界の中でも中国の経済成長率は群を抜いている状態で、すでに日本のGDPを抜いています。
アメリカに次ぐ経済大国となり、これからさらに経済的な発展を遂げると予測されます。
10億人以上の人口を抱えている中国は、不動産市場も活発に動いています。
不動産バブルの崩壊を心配する人もいますが、現在のところは不動産バブルが崩壊する兆候はないです。
以前は毎年20%の驚異的な伸び率を見せていた不動産投資は、だいぶ落ち着いてきています。
不動産投資は引き続き好調で、ゆるやかではあるものの成長は続いている状況です。
国家統計局が発表したデータをチェックしてみると、2018年1月から6月までの不動産投資は前年と比べて10%弱増えています。
現在も投資額の増加は続き、中国の不動産に興味を持つ外国の投資家は多いです。
不動産バブルが長かった中国では、住宅が供給過剰となっている地域もあります。
内陸部の都市ではゴーストタウンになっている地域もあり、日本のメディアでも度々報じられています。
大都市の北京や上海、広州などは人気が高いため不動産価格に大きな落ち込みは見られない状態です。
住宅の供給は不足している状態なので、相変わらず不動産価格は高いままになっています。
広大な土地を持つ中国では、地域や都市によって住宅の価格が異なります。
一部のデータを見ただけでは、国全体の不動産事情を把握することは難しいです。
中国では土地に私有権がなく、使用権が認められています。
使用権が認められていることで不動産の売買ができるわけです。
外国人が土地の使用権を取得したい場合は、不動産投資で物件を購入する場合とプライベートで居住用の住宅を購入する場合とでは購入条件が違ってきます。
外国人投資家が不動産投資をする場合は、外商投資企業を設立する義務があります。