北海道の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
北海道は日本で一番大きい都道府県であるため、通所介護施設の数も大変多いのが現況です。2019年の現況で、札幌市だけでも580か所を超える通所介護施設があり、旭川市では110か所、帯広市や小樽市でも50か所を超える数が存在しています。北海道という地形上海に囲まれ山も豊かであるので、市ばかりではなく郡も多いのですが、大きな市に関わらず郡においても通所介護施設は多くあり、福祉に力を入れている印象となっています。
北海道は、観光地であり高齢者も多く活躍していますが、冬は雪が多く、そして寒いため出て歩く機会は大変少ないです。特に高齢者の場合、雪道を歩いたことにより滑って転倒してしまうケースも多く、そういったケガがもとで介護が必要となることもあるので、無意識のうちに出歩くのを躊躇している面も見られます。介護においては家族に任せきりにしないことが大切であるため、冬の出歩かない時期をカバーする意味でも、北海道では通所介護施設が点在していると言えます。
北海道で一番通所介護施設が多い札幌市では、一つ一つの施設がどういったことを特色にしているかが明確です。機能訓練を専門に行うデイサービスや、家庭の雰囲気を大切にしている施設、1日のスケジュールを自分で決めることができる通所介護施設、音楽を取り入れ、書道や社交ダンスも行えるところなど多岐にわたります。だいたいのサービスセンターでは、リハビリも一緒に行われており、筋肉トレーニングも積極的に摂り入れています。
高齢者や障害のある方が楽しんで過ごすことができるよう、考えられたメニューが多く、1日を過ごすのに飽きることはありません。川上郡のように摩周温泉を利用して心身をリフレッシュできる通所介護施設も多いです。北海道は季節を感じることができる土地であることから自然を意識し、上手に活用している印象で、少人数でのケアを大切にしているので、希望の場所があるならば早めに問い合わせをしたほうが良いでしょう。