東京都の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
世界一の福祉先進都市を目指す東京都では、増加する高齢者に対し多くの介護施設を整備しています。
老人デイサービスセンターなどで提供されている入浴・排泄・食事などの介護、その他の日常生活で必要なサービスや機能訓練を行う通所介護施設も、東京都内の現況は1,500を超えるまでになりました。
通所介護施設は23区内を中心に多摩地方、島嶼地域でも整備が進められており、現在お住まいの地域内で見つけられるでしょう。
特に23区内は東部・西部ともに充実しており、受けたいサービスに合わせて合わせて選ぶことが可能です。
介護を受ける高齢者の状態に合わせて通所介護施設を選べれば、適切なサポートを受けながら生活できます。
東京都で介護を必要とする人は、今後も増加していくと考えられます。
そのため現況で1,500を超える通所介護施設がある東京都でも、今後のことを考えると足りているとは言い切れません。
今後も介護を必要とする人に満足できるサービスを提供し続けるためにも、通所介護施設の整備が期待されています。
また通所介護施設だけを増やしても、働くスタッフがいなければ運営していくことはできません。
待遇が悪いとスタッフの仕事の質が低下して、利用者にも影響を及ぼしてしまいます。
利用者が安心してサービスを受けるためにも、スタッフの待遇改善や人員の確保・定着にも力を入れていく必要があります。
スタッフにとって働きやすい待遇・環境に改善できれば、意識も向上し質も高まり利用者にとっても喜ばれ、人員にも余裕があればゆとりを持って働けるでしょう。
介護サービス分野の人手不足は東京都だけではなく全国的に問題となっている現況で、さまざまな社会問題にも繋がっているとされています。
国も一気に解消する有効な手段を打つことができていない現況なので、東京都にはいち早く通所介護施設の整備や働くスタッフの環境整備にも力を入れ、全国モデルを作り上げることにも期待したい現況です。