千葉県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
千葉県の通所介護施設を利用する高齢者は増えているのですが、施設の現況は実はこれまでは増え続けていたのですが近年は減少していると言われていて、中でも小規模な通所介護施設が少なくなっていると言われてます。厚生労働省の調査でも2016年には少数ですが前年と比べて減ってます。
超高齢社会が問題になっている中で千葉県など地域の施設はとても重要ですが、それに伴うのが税金の負担です。年金や医療など社会保障費は増え続けているので、住み慣れた地域で生活してもらいながら家族には大きな負担がかからないように考案されたのが通所介護施設です。
ショートスティだと宿泊がないので施設の費用も抑えられて、訪問介護と比べてマネジメントや人員調整もしやすく管理も行いやすいです。資格などを持たなくても管理者になれ、小規模な通所介護施設だと看護師の配置がなくても良いなどの条件が緩和されていて、グループホームなどより運営がしやすく比較的簡単に設立出来ます。
これまでは千葉県を含めて、全国でも増加してましたがそれが減ってきてます。介護施設の利益は介護保険制度に影響を受けるため、月の平均の利用者が300名以下の規模、1日10人程度しか利用してない小さい施設は2015年に10%近く介護保険報酬が削減されてます。
デイサービスは利益率は10%前後と言われていて、これまでは高いビジネスでしたがそれが大幅に削減する施策となったため減少している原因になったようです。社会保障費の限られた資金の中で介護をしなければな、介護労働者の低賃金も問題になってます。さらに介護職の平均賃金をあげるために処遇改善加算を発行したのでそちらに財源が使われるようになりました。
今後も高齢者の数は増えていき消費喚起にも繋がるので、高齢者の社会保障に対して財源を使うのは良いことです。ただ、経済は停滞し内需も減っている今は、将来の財政が改善する見通しもなく削ることが可能な予算から削る方針になるのは最早仕方がないことかもしれません。