通所介護施設のメリット・デメリット
通所介護施設とは、日帰りで様々な介護サービスを受けられる施設のことをいいます。食事や入浴、レクリエーションなどの介護を受けることができ、送迎も付いているので安心して利用できます。
通所介護施設を利用するメリットには、体を動かしたり他の利用者や施設のスタッフと交流することで心身のリフレッシュが図れるということがあります。自宅にこもって外に出る機会が減ると筋力も衰えやすくなりますし、他人と全く触れ合わない生活が孤独感を深めることもあります。通所介護施設に通うことで筋力を維持したり、孤独感を解消して精神面を安定させることもできます。それが将来的に寝たきりになるリスクを減らすことにもなります。
また、普段介護をしている家族の負担も減ります。子供などが親を介護していると、食事の用意をしなければいけないのでなかなか外出できないといったことがあります。仕事をしているので毎日面倒を見ることが難しかったり、ずっと介護のことが頭から離れないのでストレスが溜まるといったことも多いようです。通所介護施設を利用することで、普段介護している家族も一人の時間が持てるようになります。
それから介護で一番大変なのは入浴ですが、通所介護施設であればプロのサポートを受けられます。お風呂場に手すりなどもついていますし、高齢者でも入浴しやすいようなバリアフリーになっていたりします。転倒するリスクも減らすことができます。
通所介護施設のデメリットとしては、費用負担が生じることが挙げられます。プロの介護サービスを受けるので、その分費用はかかってしまいます。要支援や要介護といった状況に応じて費用負担は異なるので、介護度が低い方が1回当たりの料金は高くなります。また、利用する回数などによっても金額は変わってきます。
それから人によっては、あまり馴染めないということもあるようです。自宅の方がリラックスできたり、人と触れ合うのが苦手という人は苦痛に感じることもあります。