群馬県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
群馬県は山間部も多いことから介護施設は多種あります。通所介護施設の現況は、2019年現在600か所が対応しており、高崎市や伊勢崎市といった市街地以外の、邑楽郡や佐波郡、甘楽郡といった地域においても平均して10か所ほどは対応しています。
通所介護施設はデイサービスとも呼ばれており、自立した生活を送ることができるよう、そして家族の介護に対する負担を軽減するように設置されており、要支援1や2の方は利用することができません。要介護と認定された人、もしくは特定疾病が原因で介護を必要とする40から64歳の方が対象となっています。
通所介護施設での活動はまず、家まで送迎が行われ、他の高齢の方とともに食事をしたり、レクリエーションや入浴をしたりします。ここでの活動は、孤独になりがちな高齢の方の支えとなっており、家族もまた悩みなどを相談できる場として地域に大変必要な施設になっています。
群馬県においては、地域とのつながりも強く地域ごとに支えあいの集会などが開催されているので、比較的高齢の方の様子を把握することができています。ですが、前橋市や高崎市などは若い世代が多く、なかなか高齢の方の集まりが開催されにくい現況があります。こういった場所では、通所介護施設も多くなっている傾向となっています。
群馬県は温泉地でもあり草津地域に3つほど通所介護施設があります。サービスを選ぶことができるのが特徴で、どういったことを行ってほしいか、利用者が選択をすることができるのが魅力です。一方の前橋市のような比較的都市部にある通所介護施設では、アットホームな雰囲気を大切にし、一緒に料理をしたり手芸をしたりと介護を受ける人の興味を上手く引き出せるような無いようになっています。
通所介護施設を利用する方は、群馬県においても年々増加傾向にあります。施設によっては定員となってしまっていることもあるため、気になるところがある場合は早めに問い合わせを行うようにします。