石川県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
石川県の通所介護施設いわゆるデイサービスは、令和元年2019年現況において、約400件ほどの施設が確認されています。
一番施設が集中しているのはやはり人口の多い金沢市で、180件から200件の間で推移している状況です。
金沢市に次ぐのは小松市と白山市で、いずれの地域でも約30件の通所介護施設が点在します。
加賀市は20件台で、野々市市と能美市や河北郡に七尾市、かほく市と羽咋、鳳珠郡はいずれも10件ほどに留まります。
一方、輪島市や珠洲市と鹿島郡は10件未満で、能美郡に至っては1件のみに留まるのが、石川県に置ける現況の実態です。
勿論これらはあくまでも目安なので、より正確な状況はまた違う可能性があります。
しかし、石川県の人口分布や各地の人口密度からすると、かなり信頼できる数字だと考えられます。
石川県が把握して公表を行っている通所介護施設だけでも、約150件が網羅されています。
また、通所介護施設は利便性を考慮して、駅の近くに作られたり集中すると思われますが、実際はやや異なる傾向です。
金沢市を例にあげると、金沢駅や西金沢駅のエリアに点在してはいるものの、車で10分程の距離が離れているのが特徴的です。
これは高齢者が徒歩で通所介護施設を利用することがなく、車でアクセスできれば良いことから、このような立地に施設が集中していると思われます。
徒歩によるアクセス性よりも施設内の快適性重視、それが石川県の通所介護施設から見えてくる傾向で、現況を知るのに役立つヒントの1つです。
石川県は高齢者の割合が他の地域よりも高めで、当面は増加傾向にあると分析が行われています。
需要に対し通所介護施設が足りないとしたら、今後も施設の数が増えたり、通いやすい場所に誕生する可能性もあるでしょう。
選択肢が増えるのは単純に良いことですし、高齢者が無理なく通える施設が利用できたり、比較検討により楽しく過ごせる施設に出合いやすくなります。
ただ既に、他の地域よりも人口に対する通所介護施設の数が多いので、今後も増えるかどうかは未知数です。