通所介護施設に向く人、向かない人
通所介護施設では、多くの場合レクリエーションが取り入れられています。レクリエーションを取り入れることによって、脳機能や身体機能を発生することに期待できます。例えばクイズなどの頭を使った遊びや言葉を使ったゲーム、何かを作るなどの指先を使った作業をすることによって、脳が活性化することになります。これが認知症の予防や進行を食い止めることができると期待されています。また脳だけではなく、健康を維持する方法としても、レクリエーションは期待できることでしょう。身体機能が衰えているとはいえ、まったく体を動かさなくなってしまえば、筋力が衰える一方です。レクリエーションをすることによって、脳機能や身体機能の低下を食い止めることができます。またコミュニケーションの促進にもつながります。体力や身体機能が衰えれば、自然と外出は減ってしまいます。一人暮らしの高齢者がこのような状態に陥れば、引きこもりやうつ病になってしまう可能性もあるでしょう。レクリエーションを通じて、社会生活や他社との交流、つながりの楽しさを再認識することにつながります。コミュニケーションの量が多くなることによって脳の活性化も期待できます。
このようなことから、通所介護施設に向く人としては、話が好きな明るい人や、人前に出ることに抵抗がない人、変化に敏感な人や、企画、発案が得意な人が向いているといえるでしょう。特に場を盛り上げられる人であれば、その場の雰囲気も明るくなります。また反対に自分ではなかなか外に出て行こうとする勇気がない人にも、このような場は向いているといえます。輪の中に入ることで、自然とコミュニケーションを図ることができ、日々の生活とは違った体験をすることができます。
反対に向かない人としては、出かけることが好きで友達も多く、趣味も楽しんでいるという人が挙げられます。このような人は自分でコミュニケーションをとったり、楽しむすべを知っているので、自分の方法で楽しんでいけるでしょう。