奈良県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
奈良県には通所介護施設が数多くあり、日帰りで介護施設に通って食事や入浴など日常生活での介護や機能訓練などのサービスを利用希望者に提供しています。
施設を利用する事で閉じこもりがちになりがちな被介護者の引きこもりや孤立を防げますし、他の利用者とのコミュニケーションも可能になるなど、社会参加や交流の場としての役割も担っています。
その他に家族の介護負担を軽減するという側面もあり、介護をする家族にとっても、仕事や育児、自分の息抜きの時間を作る事も出来、精神的肉体的な負担を軽減する事も出来ます。
またひとり暮らしや老々介護で自宅での入浴が難しいと言った日常生活での困り事も相談、解決に導いてもらえます。
奈良県の通所介護施設の現況として、利用対象者は要介護1〜5と認定された方で、40歳〜64歳までの方については要介護状態となった原因が特定疾病による場合が認定の対象になります。
通所介護施設を利用する際の費用は1日あたりの費用は厚生労働省が定めている「介護報酬の算定構造」に基づいて計算され、実際の費用は早朝や深夜などの時間帯や、市区町村の区分などによって異なりますし、自己負担割合は一定の所得がある方は自己負担割合が2割または3割、それ以外の方は1割負担になります。
奈良県の通所介護施設を利用するまでの流れとして、まず最初に奈良県の介護の予防や地域の高齢者の総合的な相談の拠点となっている地域包括支援センターに相談を行います。
地域包括支援センタ−に相談後、窓口に申請すると調査後に認定結果を知らせてくれますので、それを担当のケアマネジャーにサービスの利用を相談し、現状で困っていることを伝えてサービスの利用を検討していきます。
その後でいくつか事業所を見学し、実際に利用したいサービスの内容や、利用頻度などを決め、利用したいサービス提供事業者と話し合いケアプランを作成して貰います。
ケアプランが完成すれば直接サービス事業者と契約出来ますので、契約後にサービスの利用を開始する事が出来ます。