大阪府の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
平成の時代が終わり令和の時代が既にスタートしていますが、大阪府の通所介護施設に関する現況には年号の変化は影響を与えていません。大阪府は人口そのものが多いことも影響して高齢者や認知症の患者数が多く、通所介護施設の数も東京に劣らないほど多くなっています。社会保障費をめぐる現況は決して良好とは言えないものの、通所介護施設で受けられるサービスの質そのものは平成の頃と変わらず良くなっていますので、大阪府ならではの人情味溢れる介護が今後も受けられるものと、利用者側は楽観視しておいていいでしょう。少なくとも令和元年に突然、複数の通所介護施設が経営難で閉鎖されることや利用者数を急激に減少させるようなことは、まずありえないからです。ただし2015年度より2025年度のほうが、大阪府の老人の数が18パーセント近く上昇するといったデータもありますので、令和元年は問題なくても将来的には今と同様の通所介護施設サービスが受けられるとは限らないものと認識しておいてください。予算の都合だけでなく現場の介護巣億院などの人材不足が発生する可能性があるからです。
大阪府では、介護費と介護保険料の推移が毎年上昇していることでも知られています。令和元年においても平成から続く流れが止まらずに、介護分野への税金の流入に歯止めがかからないというのが現状です。しかし逆に言えば、通所介護施設など介護の現場にしっかりとお金が入っているということでもあるので、現在通所介護施設に通って生活面のサポートを受けている方や自宅との行き来の補助を受けている人にとっては、安心できる材料だとも言えるでしょう。大阪府が老人に対して税金を厳密に計算して出しているということだからです。
頭に入れておくべきこととしては、大阪府では令和元年の現在、地域包括システムという高齢者の地域生活に関わるプロプラグが進んでいます。今後この地域包括システムが通所介護施設の利用者数などに影響を及ぼす可能性はゼロではないと言えるでしょう。