神奈川県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
令和になり、高齢化社会もますます進展する日本では介護に対する関心も高まっています。神奈川県で通所による介護サービスを提供している介護事業所は現在、約1900件ほどあります。また、予防のための通所リハビリが可能な事業所が
約270件あり、全体的に神奈川県は他県と比較すると通所介護施設数は多いという特徴があり、このような通所型の介護施設では機能訓練や集いの場などの日常生活支援が行われています。そして、今後もこうしたサービスに対する需要は全体として増加傾向にあるという現況です。
通所介護施設では、老人デイサービス等の、入浴や排泄、食事などの介護サービス、その他の日常生活を送るために必要なサービスや機能訓練が行われており、ここで言う通所介護施設とは利用定員が19名以上の施設をいいます。しかし、認知症対応型通所介護に当たるものは除かれています。通所介護サービスを利用できるのは居宅で生活する要介護と認定された人で、居宅とは自宅だけでなく軽費老人ホームや有料老人ホーム等の居室も含まれます。
通所リハビリテーションは、介護老人保健施設だけでなく、病院や診療所で提供されるリハビリテーションを含み、利用者の心身機の能維持や回復を目的としたり、日常生活の自立をサポートすることを目的としています。このサービスの利用者は、介護老人保健施設等を訪れて受けるサービスです。通所リハビリテーションを利用できるのは、居宅生活を送る、要介護認定者ですが、利用者の病状が安定しており、サービスの利用が必要と主治医が認めた場合に限られています。
神奈川県では認知症の人が老人デイサービスセンター等を訪れて利用するという認知症対応型通所介護施設が約260件あり、施設では入浴や排泄、食事などの介護サービスが受けられる他、日常生活を送る上で必要となるサービスや機能訓練も受けることができるようになっています。神奈川県でも今後の高齢化社会のため、高い通所型介護施設に対するニーズをもちます。