佐賀県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
佐賀県には現況、通所介護施設が557箇所あります。佐賀市には最も多い150箇所があり、次いで唐津市に85箇所、伊万里市に51箇所あります。鳥栖市と武雄市には40箇所ずつがあり、嬉野市には30箇所、小城市には27箇所となっています。杵島郡には26箇所で三養基郡には24箇所、神埼市には23箇所、鹿島市には19箇所です。多久市には15で西松浦郡には11あり、藤津郡には6箇所、神埼郡には5箇所となっています。東松浦郡には1箇所です。
運営しているのは、医療法人や医療生活協同組合・社会福祉法人およびNPO法人などです。株式会社が運営している通所介護施設も数多くあります。医療法人が運営しているところだと、日常動作訓練や口腔機能訓練および体の痛みなどの緩和を目的とした針やマッサージ師のサービスが受けやすいようです。通所介護施設を利用することによって、社会的孤立感の解消や心身機能の維持および家族の身体的負担の軽減などが図られます。施設内では入浴や食事およびレクリエーションなどがおこなわれ、社交の場ともなっています。送迎車のサービスがありますから、少々遠方でも通うことができます。
お盆や正月および日曜日以外は利用できるところも多いので、通年で利用できます。佐賀県は九州ではありますが、冬は雪が降ることも珍しくなく、外出が遠のきがちになる場合もあります。閉じこもりがちになる冬にも通所介護施設を定期的に利用し、体の機能が衰えないよう活動的に過ごすことが推奨されています。自宅にいては運動もしづらくなりますが、通所介護施設に通っていれば、定期的に体を動かすことが習慣となります。佐賀県内の各地に通所介護施設がつくられ、送迎車を利用して希望の施設に通えるようになっている現況は、歓迎すべきことでしょう。
利用者が気軽に通い始め、定期的に通うようになり、長く通い続けるということがたいへんしやすくなっているようです。