秋田県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
秋田県は雪深い地域ではありますが、海に面していることもあり、比較的自立を意識している高齢者が多いです。日本を代表とする祭りなども多いので、観光も盛んで高齢者の割合が年々増加しているにも関わらず、自分で生活をしていこうという意識が高いです。
秋田県の場合秋田市の他、大館市や男鹿市など大きな市があります。こういった比較的大きな市では通所介護施設も多いのが現況で、秋田市の場合は2019年100を超える数があります。圧倒的に秋田市が多いのですが、南秋田郡や山本郡といった場所においても通所介護施設が設置されており、地域の差は感じません。そして秋田県の場合、秋田県社会福祉協議会があり、地域でどう高齢者や障害のある方を支えていくか、といいうことを研修しているので、介護の質も高い傾向です。
秋田市の通所介護施設は秋田駅に集中していますが、狭い印象はなく自然を身近に感じることができるよう、施設の雰囲気を大切にしているところがほとんどです。内容としては、トレーニングに力を入れる、少人数での受け入れ、創作活動に重点を置くなど、様々な特徴があるのが現況で、トレーニングに力を入れている施設では筋力トレーニングマシーンを利用して専門家のもと、本格的に生活の質を向上させるトレーニングも行っています。
南秋田郡の地域においては温泉を特徴としており、リラックスできるような施設が多いです。さらにリハビリセンターと併設している通所介護施設も多いので、運動機能を高めるためには適しているところとなっています。
秋田県は比較的大きな県です。比率的にも高齢者が多くなってきてはいますが、その分通所介護施設の数も他の県よりも多いのが現況で、隅々までサービスを受けることができます。とはいえ、それぞれの通所介護施設は特徴が異なり、自分の好みの場所や人気のある場所は利用できないこともあります。早めに情報をキャッチし、施設との話し合いを進めていくと良いでしょう。