和歌山県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
和歌山県には現況、数多くの通所介護施設があります。その数は5百箇所以上にもなり、和歌山市には2百箇所以上もあります。次に多いのが田辺市で、40箇所ほどです。紀の川市にはおよそ30で、海南市や橋本市にもほぼ同じ数があります。西牟婁郡や有田郡・日高郡および岩出市には二十数箇所あります。東牟婁郡にはおよそ20ほどあり、有田市や伊都郡および新宮市には十数箇所です。御坊市には10箇所ほどあり、海草郡には5箇所ほどあります。
和歌山県内で通所介護施設を運営しているのは、医療生活協同組合や医療法人・社会福祉法人および民間企業などです。屋内活動を中心にしているところもあれば、野外活動を中心としているところもあり、利用者は希望するところに通うことができます。各施設でおこなう送迎サービスがあり、サービス提供地域になっているところなら利用できます。休みが正月だけであって日曜祝日も利用できるという施設もあり、たいへん通いやすくなっているようです。休日は、各施設によって異なります。日曜祝日を休日にしている施設も多いです。
和歌山県は気候が温暖な地域が多く、冬も外出しやすいことから、季節によっては閉じこもりがちになるという心配が比較的ないほうです。それでも通所介護施設に通年で定期的に通うようにすると、家族の負担も軽減されますし、通所者の健康維持や増進も図られやすくなります。通所介護施設では、要介護者や要支援者が入浴や食事およびレクレーションなどを通じて、交流の場を容易に持つことができます。定期的に体を動かすこともできるため、自立した生活をより長く送れるようになることも期待できます。
和歌山県内には和歌山市を中心に数多くの通所介護施設があり、多くの人が、通いやすいところを選んで通える状況です。施設数の多い和歌山市では特に、地理的な条件だけでなく、施設での活動内容なども含めて好みのところを選択できるようになっています。