香川県の通所介護施設の現況(令和元年・2019)
香川県の介護施設は、厚生労働省の検索サイトを閲覧すると現況では1598件が該当しています。その中で、通所介護施設は、432件ですので他の四国近県と比べてもやや少ない数字となっています。これは、香川県が全国一面積の狭い都道府県であることから納得が行きやすくなるのではないでしょうか。
しかし、過去には香川県の介護老人保健施設普及率は全国8位にランクインしているほどなので、老人介護福祉への取り組みは広く行われている自治体と言う点は評価されていることが浮き彫りになっています。
通所介護は、利用者が出来る限り自宅で暮せることを目指し、体調の悪化などで自宅にこもりきりの利用者の孤立感を解消して心身機能の維持を目指すものですので、香川県では幅広くこうした通所介護施設が正しく機能していることが伺えます。
また、通所介護施設の利用により家族の介護の負担軽減も目的を果たすことが出来るようになります。介護離職による家計への圧迫を感じる人も急増しているのが、今の日本の大きな課題となっています。
愛媛県で通所介護を希望する利用者は、一般的にデイサービスセンターと呼ばれる施設に通い、食事や入浴の支援を受け、生活を送る上での機能を維持あるいは向上のための機能訓練を日帰りで受けられます。要介護の程度に応じて、ケアマネージャーによってケアプランが作成され、デイサービスへの通所を週に1回~3回の利用を行なっています。
また、外出したくても心身の状態により出かけにくくなった高齢者を送迎して通所介護を提供するので、家族の安心感もありますし出会いの少なかった利用者同士の交流の場としても役割も担っています。
災害が少ない土地柄の香川県は、都市の利便性と豊かな自然が調和している生活環境があります。高齢者の介護予防もこうした豊かな生活環境に恵まれた中で、積極的な取り組みが行なわれていることも認められています。今後も、香川県は通所介護施設を始め様々な介護施設へのきめ細かな取り組みが行なわれることが期待されます。