日本全国のモミの取引状況について→記事一覧

樅の木はマツ科のモミ属に分類されている常緑針葉樹です。常緑とは葉が落ちることなく通年葉を観賞することができる植物の総称で、針葉樹は葉が針のように細長い形をしている植物の総称です。樅をはじめ、松・スギ・ヒノキなども常緑針葉樹であり林業の中心になる木です。ちなみに、樅の樹高は大きいもので40メートルを超えるものもあるといわれており、木の成長度合いに応じて大きな樅を得ることもできるわけです。森林を育てる...

モミは一般の人にはクリスマスツリーの木で有名です。そのため、観賞用の木と言うイメージを持っている人も多いものですが、実は古くから建材やその他の目的に広く利用されてきました。そのため、林業においても非常に重要なものとなっており、現在でも日本の各地でその生産が行われています。富山県は山林が多いため、様々な木材が栽培されています。これにより木材市場も非常に活発で、様々な材質が生産されていますが、近年では...

長野県は信濃国にちなみ信州とも呼ばれている県で、8つの県に隣接しているのが特徴で、隣接都道府県が多い場所の中では1番です。県域は東西に短く南北に長い形をしているのですが、日本の中では岩手県と福島県に続いて面積が広い場所です。長野県の県域面積は1,356,156ヘクタールで、耕地面積は106,700ヘクタール(約7.9%)です。これに対して林野面積は1,031,536ヘクタールで、総面積の約76%が...

山梨県は本州の内陸部に位置する県です。人口は1940年代に一度目のピークを迎え、その後は減少に転じていました。しかしながら、1970年代後半になると再び上昇し始めて一度目のピークを上回る人口を記録しています。現在は減少傾向にあるため、人口増加を実現するために様々な施策が実施されているケースもあります。この人口の変動は林業に大きな影響を与えています。林業に従事する方の数は徐々に減っており、第三次産業...

静岡県は中部地方に位置し、太平洋に面していることから年間を通して温暖な気候が特徴です。静岡県では明治時代初頭より、浜松市・沼津市・清水市でモミの栽培が盛んで国内有数の出荷量を誇っているほどです。2019年の取引状況は、県内で2019年4月に生産・出荷された数量は約14万トンであるとJA静岡の報告書から見て取れます。この数量は取引状況調査がおこなわれだした1970年から現在までの中で若干減少しており...

モミの木は、クリスマスツリーや建築材や家具、パルプ材などに使われています。杉などに比べて、どの用途で使われているのか分かりにくい木材ですが、日本でも幅広い用途で使われていますのでニーズが高い木材です。木材の価格によって、家具や住宅などの価格は変わってきますので、木材の取引状況に注目しておく事は大切でしょう。岐阜県においてもモミの木を取り扱っており、森林組合が行っている調査で定期的なモミの木の取引状...

愛知県は古来より茶臼山や萩太郎山などの山林や森林で栽培された木材を、木曽川を主流とした河川から輸送して貿易を行うなど林業が盛んな土地でした。愛知県西尾市の岩場古墳からはかまどや木くずが発掘されており、樹木を使用して家を建てる時に害虫をあぶりだす燻蒸の技術が当時からあったと言われています。古墳や遺跡からは種子の食べ残しなども発見されていることから、当時は食用としてモミを育てていたというのが学者間の共...

三重県は太平洋に面しているため、年間を通して温暖な気候なのが特徴の地域です。県内にある尾鷲市は年間降水量が日本一でもあり、降水量にも恵まれていることから尾鷲市・桑名市・名張市ではモミの育成をする農家が数多くあるのが特徴になっています。三重県の2019年9月現在のモミの取引状況は約52万トンとなっており、農林水産庁が1984年に全国各都道府県を対象にした取引状況調査の中でもっとも多い取引状況となって...

滋賀県の森林面積は約20万haを占めており、県土の約60%が樹木に覆われた地域性が存在します。森林の約43%が人工林、天然林が53%で残りの4%が竹林になっているのが現状で、人工林の主体はスギとヒノキの割合が多くなっています。2019年度においても人工林の現況は、ほとんど変わらないのが実情です。ただ県内には天然林も多く見られため、人工林と天然林が共存する形で生態系を壊さずに生育しております。モミの...

福井県の森林面積は約312,000haで県土の約75%を占め全国平均が約67%になりますので、若干面積が広いのが現状になっています。なお所有形態によれば、民有林が約273,000haで国有林が約39,000haであり、圧倒的に民有林の割合が高いのが特徴的です。民有林の約118,000haが人工林になり、その約9割がスギの木材になり、市場に出回ることが多いのは明らかにスギになります。そのほかにはヒノ...

奈良県は近畿地方にある県であり、大阪や京都へと人や物が行き来しているのが特徴です。それは木材においても例外ではなく、奈良県で生産されたモミの木は県内だけでなく、県外にも出荷されています。歴史的建造物の多い奈良県ですが、奈良市を少し離れると林業が行われている地域も多くあります。奈良県の圏域にある林業面積は40%ほどとなっていて、これは近畿地方でナンバーワンの水準です。そのうちモミの木が生えているのは...

和歌山県は1年から木材の生産が比較的盛んな地域となっていましたが、近年では国内の需要が安定せずそのために林業を止める農家も増えている傾向がありました。しかし県の半数以上の地域が山林地帯である和歌山県では、効率的な土地活用を加速すべく2017年に林業に関する統合戦略を策定し、計画的に木材生産の拡大を進めています。その中でもモミの木は非常に重要な戦略商品となっており、様々な分野で利用されるものとなって...

大阪府では原木の生産はあまり行われていないものの、木材加工は非常に盛んな地域となっています。西日本地区の様々な物流が集中する地域でもあるため、原木のまま大阪に運び、製材をして流通すると言うルートが古くから確立されているのです。そのため、モミの取引状況も需要と供給が非常に活発な地域となっているのが実態です。モミは古くから日本人にとっては切っても切れない重要なものとなってきました。冠婚葬祭では白く木目...

京都府の森林面積は約34万haに及び、総土地の面積に対しての割合は約75%というように全国平均よりも大きく上回るのが特徴的です。また所有形態については、約98%も民有林が占めており、京都府の森林計画においても二つの地域に分けて計画されています。府の南部エリアに相当する淀川上流森林計画区と県の北部に相当する由良川森林計画区の二つの区域に分けられ、森林面積のほとんどが計画区域に属します。モミは常緑針葉...

兵庫県は古くから木材の需要が大きい県で知られています。特に高度成長期には神戸を中心に多くの木造住宅が建築され、その授業はピークに達しましたが、これを境に木材の需要は先細りとなり、現在では非常に少ないものとなっているのが実態です。県内産の木材の需要も非常に落ち込んでおり、特に杉や桧は現在建築される木造住宅の多くが価格の安い輸入建材が利用されることも多いことから、その需要が極端に落ち込んでいる傾向があ...

岡山県には豊富な森林資源があり、天然林は約3割、人工林は約7割となっています。国有林より民有林が多く、その差は10倍ほどです。民有林の面積を見ると広葉樹が半数程度を占めています。針葉樹はヒノキがダントツで多く、次いでマツ・スギという順番です。蓄積量を見てもヒノキが多く、次いでスギ・マツという順番になります。モミの取引状況は少ない状況で、今後も急激に拡大する動きはありません。モミの価格は比較的安いの...

広島県のモミの取引状況を見てみると、日本の中でもトップクラスに取引数が多いです。広島は山が多く、モミが生えている山もたくさんあります。広島の山は比較的斜面が緩やかなので、作業効率を上げやすいです。木を切る作業は普通の人が思っている以上に大変です。斜面での作業は常に危険が伴います。足場が崩れてしまうと大怪我につながりますし、急斜面であれば何十メートルも下に落下してしまう可能性があります。なので、木を...

鳥取県は国有林よりも民有林のほうが圧倒的に多いです。スギとマツ・ヒノキが森林面積の多くを占めており、これらの取引状況が非常に多いです。林産物の生産は活発に行われていますが、モミの取引状況はごく一部に限られています。素材の供給量は少なく、一部の住宅や工芸品などに使用されているのが目立ちます。用途として多いのは建材であり、心身によいため好まれているのです。最近はモミの取引状況が増えつつありますが、これ...

島根県は中国地方にある県であり、豊かな自然を特徴としている県でもあります。県内には林業を行っている地域が多く存在しており、その中にモミの林が含まれます。島根県内の林の中でも特に多いのが私有林です。これは自治体や企業が所有している林ではなく、個人が所有している林ということになります。個人の所有物なので積極的に経済活動に使われているわけではありません。しかしながら、モミの木には高い需要があるので個人が...

山口県においてのモミの取引状況を見てみますと、2019年も比較的安定を維持した状況が予想されるでしょう。山口県は中国地方に所在し、人口が約135万人となっており県の木はアカマツです。県の総土地面積は約611千haという中で注目したいポイントが、林野面積が438千haとなっており実に総面積の約72%を占めている点です。これは全国平均が約67%といった中で平均値を超えており、それだけ林の活用に力を入れ...

愛媛県の県土は60%超が民有林となり、国有林は10%未満と少ないです。それ以外の農地は30%程度を占めており、民有林の多さが際立っています。森林面積の多くを占めるのはスギやヒノキで、一部にマツなどがあります。モミの取引状況は少ないのが現実であり、積極的に使用されているわけではありません。建材に使用されるケースはありますが、全体量からみるとわずかです。そうした中でもモミは近年少しずつ人気が拡大してお...

香川県の木材の生産は昭和50年度を境に減少傾向にあります。その中で県はこの状況を打開するための様々な施策を講じており、その中にモミの生産量を増やすことで様々な用途に応じて出荷する体制を整えて利益を上げることを試みており、これが近年軌道に乗っていることで取引状況が非常に香ばしいものとなっているのです。香川県は瀬戸内海に面し気候も非常に温暖で、海の幸が有名なところでもありますが、実際には県の70%が山...

土佐と呼ばれていた時代から高知県は漁業とともに林業が盛んで、実際に県の総面積の8割以上が森林となっています。具体的には60万ヘクタール以上もあり、その広大さのおかげで林業の利益は92億円という数字を叩き出した時期があるほどです。おまけに県の森林資源の充実化を目指した働きによって民有の人工林が増加の一途を辿っているため、今後の木材市場が明るい県とも言えます。そんな高知県のモミの保有数は四国の中でもト...

徳島県は四国の南側に位置し、太平洋側に面していることから比較的温暖で非常に冬は乾燥する地域でもあります。県域の60%以上が山林であることから、林業も盛んであり、県内の木材需要はこれまで県内で賄ってきた経緯もありますが、現在ではその需要が減っていることから供給型の様相を呈しており、売り上げも全盛期に比べて著しく落ち込んでいるのが実態です。その背景にはこれまで主力で生産を行ってきた桧の需要が減ったこと...

福岡県のモミの取引状況は近年非常に好調に転じています。その理由は福岡は中国や韓国に対しての輸出量が非常に多く、日本国内の木材需要の低迷とは別に海外に対する輸出によりその生産量を増加させている傾向にあるためです。高度成長期には日本国内での杉や桧の需要に支えられ大きく発展した場所でもありますが、近年の木造住宅の建築数の減少により、その出荷量が著しく落ち込んだ時期があったのです。これに対して福岡県では木...

大分県のモミの取引状況は近年非常に好調となっています。その背景には高度成長期以来続いた杉への依存体質が徐々に薄れつつあり、様々な品種を効率的に生産し適切な加工を施して出荷すると言う木材の適切な生産体制が整ったことによります。実際にはモミだけでなくその他にも様々な品種を生産しており、それぞれ好調に推移しているのが現状となっているのです。モミは古くから日本人に親しみの深い木であり、非常に清楚で由緒正し...

佐賀県のモミの取引状況は近年非常に好調です。これは全国的にも言えることですが、近年では木材を住宅の建材としてだけではなく様々な工芸品に利用しようとする風潮が非常に高まっているのです。佐賀県でも例外ではなく、様々な特徴的な木材を生産し、これを利用して地元の工芸品に利用して販売することで、付加価値をつけようとする傾向が非常に強くなっています。その背景には従来非常に需要の多かった杉や桧の需要の低迷と大き...

長崎県の木材市場を見てみると、民有林が85%程度と非常に多くなっています。民有林の主力はヒノキであり、ほかにはスギやマツなどがあります。モミの取引状況はごく一部に限られており、決して活発な状態ではありません。生産量が少ないので建材に使用されるケースも稀ですが、一部のファンからは支えられています。適度なやわらかさがあるので、体に安全で優しいのが特徴です。また微香性で木材特有のニオイがほとんどしないの...

モミの木は日本のほとんどのエリアに生えていて、熊本県でもモミの木はたくさんあります。温暖な気候では育ちにくいのではないかという説がありましたが、そんなことはないです。実際に熊本よりも平均気温が高いエリアでもモミの木を見かけることもあります。モミの木は葉が大きくて堅いことからクリスマスツリーとして使われているので、大人から子どもまで一度は目にしたことがあるはずです。そんなモミの木ですが、小さなもので...

日本人にとってモミの木は、イルミネーションを飾り付けるクリスマスツリーのイメージが強いかもしれません。しかし世界ではクリスマスツリーに使い以外にも、スギやヒノキのように建築用の木材としても使われています。モミの木にはしっかりとした丈夫さがありながら、加工しやすい特徴があります。そのためヨーロッパでは建築用木材の一つとして一般的に使われており、取引状況も悪くありません。しかし日本においては、モミの木...

日本のほとんどの林業は杉や桧を中心として生産されることが多く、鹿児島県も例外ではありません。温暖で雨量も豊富な土地柄もあり、また県の68%が森林地帯であることから、その生産高も非常に大きい地域となっていました。またこれに伴い整体技術も非常に発展しており、良質の木材を提供する県となっています。しかし近年ではその杉や桧の需要が落ち込んでいる傾向があり、県全体の大きな問題となっている点も否めません。その...

モミ(もみのき・もみの木)は針葉樹の一種であり、日本では「クリスマスツリーの木」として知られています。樹齢の若いものがクリスマスツリー用の飾りとして、さらに成長したものは木材として様々な用途に活用されています。モミを製材した木材は白っぽい色合いが特徴で、淡い色の樹種を好む日本人に人気があります。さらに吸湿性に優れ抗菌作用を有することから、食に関する道具(割りばし・しゃもじ・おひつ・寿司桶など)の材...

モミの木の北限は秋田県となっており、北海道には自生していません。それゆえ取引状況は極めて少なく、市場にはほとんど流通していません。住宅の建材は基本的に地元産を使用することが多いため、北海道の建材にモミが使用されることは少ないです。ただ北海道にはマツ科モミ属の樹木であるトドマツが自生しており、こちらは建材としてよく使用されています。実際に北海道において蓄積量が最も多いのはトドマツという現実があります...

モミの木と言えばクリスマスツリーを連想するかもしれませんが、国内に自生するものは性質が異なっています。日本で自生する地域は秋田県が北限となっており、青森県には自生しているのは県天然記念物などに限定されるのです。十和田市に所在しており、これは個人が所有者になっています。モミは建材などに使用する場合において、国内産よりも海外産が中心に選ばれています。日本にはモミの木材があまり蓄積されていない現状があり...

岩手県は東北地方の沿岸部に位置し、北・西・南を青森県と秋田県それに宮城県と接しています。総面積は、1,527,501ヘクタールと、北海道に次いで日本で2番目に広い面積を持っている県です。県民の多くが住んでいる内陸部の北上盆地や海岸部以外の地域は、山地や丘陵地となっていて、森林面積は総面積の77パーセントと緑の多い地域です。林業が盛んで豊富な森林資源を持っていることから、木質バイオマスエネルギー利用...

秋田県は東北地方の中では比較的雪の多い地域となっています。日本の南側で栽培されているような木材はあまり生産されていない代わりに、寒い地域で生育する木材を中心に活発に生産されているのが特徴です。また、高度成長期の折に全国で栽培が推奨された杉や桧の栽培は現在でも盛んであり、有数の生産地となっています。しかし、近年の木造住宅の減少や杉や桧の花粉症の問題などにより、全体的にこの杉や桧の生産量も低下している...

山形県の県土は7割程度が森林であり、地球温暖化に貢献しているエリアと言えるでしょう。森林の強みは木材を半永久的に生産できることにあります。伐採にはネガティブなイメージを抱いている人が多いかもしれませんが、ポジティブな一面も非常に大きいのです。木は伐採せずに放置すればよいものではなく、適度な伐採が森林を守ることにつながります。山形県の民有林と国有林の割合は、やや国有林のほうが多くなっています。スギと...

宮城県は東北地方の県の1つであり、仙台市は東北地方屈指の経済規模を持ちます。このような特徴から、宮城県は林業が盛んではないというイメージをもたれることもあります。しかしながら、仙台市以外の市では林業が盛んに行われています。宮城県内の林業の地域割合は秋田県や青森県に次ぐ規模となっていて、林業の盛んな県ということも出来ます。宮城県内のモミの林は国有林、私有林、民有林という3つに分類することが出来ます。...

福島県の木材の取引状況は、スギやアカマツが主力を占めています。価格はスギのほうが1.3倍ほど高いのが特徴です。素材から製材に加工されると、価格は4〜5倍以上に上昇します。福島県では林業の魅力を知ってもらうために、さまざまな試みを実施しています。林業を盛んにすることが、地域の元気に直結するためです。食べ物は地元産を食するのが好ましい地産地消という考え方がありますが、これは木材にも言えることです。地元...

モミの木は常緑針葉樹であり、様々な用途で使用できることから、幅広い都道府県で取引されています。それは新潟県においても同様のことが言えます。新潟県は北陸県に位置する県であり、冬場の豪雪で知られています。新潟市を中心に経済が広がっており、北陸地域の代表都市として栄えていると言えるでしょう。新潟県にはモミを生産しているエリアがいくつかありますが、豪雪のために年間での生産量は少ないのが特徴です。しかしなが...

栃木県では、現在杉や桧に代わる様々な木材の生産を行っており、その中でもモミが非常に好調です。非常に品質が良く加工技術も優れていることから全国から注文が殺到しており、その取引状況は非常に好調なものとなっているのです。モミは古くから様々な場面で調度品や日用品に利用されてきた日本人にはなじみの深いものです。特に冠婚葬祭などではその美しさから神聖な木とされることも多く、重用されてきました。日本は様々な祝い...

茨城県は森林の面積は県全体の30%と比較的少ない部類ですが、それでも杉や桧の生産が盛んで、近隣の千葉や埼玉などの需要に合わせて非常に多くの量を出荷してきました。しかし近年ではこの千葉や埼玉の住宅の事情も変化しており、これに伴って杉や桧の需要も低迷しています。そのため茨城県では近年杉や桧に変わる木材にモミの木を選び注力しており、その取引量も徐々に増えている傾向があります。モミは主に工芸品などの材料に...

モミの木は秋田を北限として本州や四国・九州などに自生しています。群馬県では地元経済活性化のために、地元の木材を使用するように推奨しています。林業が活発になれば地域が活性化し、地元に貢献できるためです。群馬県では木材需要の約90%は県内でまかなっている現実があります。モミの取引状況は少なく、建材に使用されることは少ないです。一方で箸や木工品などに使用されるケースはあります。モミは温暖な地域に自生しや...

埼玉県は東京都のベッドタウンの印象が非常に強い県ですが、実際にはその地域の半数以上が森林地域となっており、古くから林業も非常に盛んな地域となっています。これらの地域では高度成長期には杉や桧が大量に植樹され、その生産効率が非常に高まった時期もありましたが、現在では木造住宅の建築も1段落し、杉や桧は従来ほどの需要がなくなってきました。近年話題となっている花粉症もこのような高度成長期の過剰な植樹によるも...

モミはマツ科の針葉樹で、国内では秋田県と岩手県の南部より南に分布しています。クリスマスツリーに使われることで広く知られており、心材と辺材ともほとんど白色であることから神聖な感じを与えるため、冠婚葬祭に関連した道具に使われることが多いことに加え、木材特有の匂いもほぼ無いことから食品に接するものにも多く使用されていることが特徴です。木材としてはやや堅い性質を持っているものの、乾燥の際に歪みやすく耐久性...

千葉県は森林が豊かで、県土の3分の1程度が森林で占められています。これは空気の清浄化に貢献しており、クリーンな空気を作り出してくれています。緑は人々にとって癒しであり、これは千葉県民の方も大いに実感していることです。空気が綺麗だと水も美味しく、衛生的な環境が好循環で作り出されます。種別を見てみると人工林が40%程度、天然林が50%程度となっています。天然林はシイやカシ、コナラなどが中心です。人工林...

神奈川県は大室山や蛭ヶ岳をはじめとする山林に恵まれた土地で、森林面積が県土の39.2パーセントを占め、9万5278ヘクタールの森林のうち国有林は1割だけで9割が林業を営む民有林です。太平洋に面していることから古来より関東の貿易港で栄えてきた神奈川県では、一級河川の鶴見川などの川の流れを利用した木材の運搬が行われ、林業は当時から県民になくてはならない産業として育ってきました。?現代の神奈川の林業は1...

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