山形県のモミの取引状況(2019)

 

山形県の県土は7割程度が森林であり、地球温暖化に貢献しているエリアと言えるでしょう。森林の強みは木材を半永久的に生産できることにあります。伐採にはネガティブなイメージを抱いている人が多いかもしれませんが、ポジティブな一面も非常に大きいのです。木は伐採せずに放置すればよいものではなく、適度な伐採が森林を守ることにつながります。

 

山形県の民有林と国有林の割合は、やや国有林のほうが多くなっています。スギとブナ林が豊富であり、取引状況も多い状態です。現在は格安の外材が増えつつありますが、山形県の景気を安定させるためには地元の木材を使用するのが得策です。木材は地域を活性化させる原動力になるため、地元産を使用するのが得策でしょう。

 

山形県の木材はズギとブナの取引状況が盛んであり、モミに関しては多くはありません。積極的に建材に使用するほど流通はしていませんが、モミを使用した住宅の快適性が認知されて、建材に使用するケースが増えてきています。木材の中でも色が白いのが特徴で、清浄な印象を与えることができます。見ているだけで清々しい気持ちになりますし、フィトンチッド作用によってリラックス作用を及ぼしてくれるのです。

 

モミは極めて安全性が高いのが強みで、食品に関わる素材にもよく使用されています。箸に使用されることからも、使い勝手のよさがうかがえます。木には香りが存在しますが、モミは微香性のためほとんど気になりません。芳香が苦手という人はいますので、そうした人は使用するメリットが大きいでしょう。

 

モミは消臭作用がありますので、タバコやペット臭などを軽減するために役立ちます。これもフィトンチッドによる作用であり、室内の空気を清浄化してくれるのです。空気が綺麗になれば体は健康になり、臓器にもよい影響を与えてくれるでしょう。山形県でのモミの取引状況は多くはありませんが、使用を希望する方は増えています。木材業者の在庫が激減するなどの状況からも、人気の上昇がうかがえます。

 

 
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