広島県のモミの取引状況(2019)

 

広島県のモミの取引状況を見てみると、日本の中でもトップクラスに取引数が多いです。広島は山が多く、モミが生えている山もたくさんあります。広島の山は比較的斜面が緩やかなので、作業効率を上げやすいです。木を切る作業は普通の人が思っている以上に大変です。斜面での作業は常に危険が伴います。足場が崩れてしまうと大怪我につながりますし、急斜面であれば何十メートルも下に落下してしまう可能性があります。なので、木を切るときはまずは足元を固めます。踏ん張りがきく場所を探し、下半身をしっかりと安定させます。それからチェーンソーで木を切っていきます。木を切るときは倒す方向を決めるために少し切れ目を入れます。切れ目を入れた方向に倒れるように作業を進めていくので安全性を確保することが出来ます。一番大事なのは安全確保なので、作業に夢中になるのではなく、自分や周りのことを優先して考えるようにします。無事に木を切り終わると今度は専用の機械を搭載したトラックで荷台に木を積んでいきます。この作業は資格が必要ですし、慣れた人が行わないと時間が掛かってしまいます。広島では現在モミの出荷がピークに達していて、今後も需要が高まっていくようです。広島は気候が安定していて、一年中林業を行うことが出来るので取引状況を見ても常に取引数がトップクラスです。台風の影響などで木が倒れてしまったりするとダメージが大きいですが、モミは丈夫な木なのでそこまで大きな被害はないです。果物などは大きな影響を受けてしまので大変ですが、林業は作業ができないくらいでダメージはそこまで大きくないです。モミの木の数が減ると国産の価格は高騰するので、輸入に頼らざるを得ない状況になります。出荷が遅れてしまう場合でも海外からの輸入を強化しなければいけなくなるので、常に安定した量を提供できる広島の林業は頼りになります。経験と実績が豊富な会社も多いのが広島の特徴です。

 

 
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