熊本県のモミの取引状況(2019)

 

モミの木は日本のほとんどのエリアに生えていて、熊本県でもモミの木はたくさんあります。温暖な気候では育ちにくいのではないかという説がありましたが、そんなことはないです。実際に熊本よりも平均気温が高いエリアでもモミの木を見かけることもあります。モミの木は葉が大きくて堅いことからクリスマスツリーとして使われているので、大人から子どもまで一度は目にしたことがあるはずです。そんなモミの木ですが、小さなものでも需要があるのが他の木とは違う点です。スギやヒノキの場合はある程度成長しないと材料として使用できないので、育てるのに長い時間が掛かりますが、モミの木は小型のクリスマスツリーやイベントの飾り付けなどで頻繁に使われるので取引状況は活性化してます。特に冬にかけて需要が一気に高まる傾向があります。これは冬のクリスマス、ハロウィンなどのイベントが増えるからです。家庭用の小さいタイプのものから、街中を彩る大きなサイズのものまであらゆる大きさのモミの木が出荷される時期です。最近はハロウィンが日本の文化に浸透して、一大イベントにまで進化しました。ハロウィンは飾りつけに凝ることが多く、このときにモミの木を使うこともあります。この時期は熊本県の取引状況も変動が大きく、毎日のように価格が変わるので目が離せない時期です。12月以降は北関東や東北地方は雪が降り出す時期なので、木の伐採作業ができなくなる時期でもあります。多少の雪であれば作業は進めますが、膝辺りまで雪が積もる季節になると山に入ることすらできなくなります。その分温暖な気候である熊本県は冬でも伐採作業を進めることが出来るんので、12月から3月くらいは熊本県の取引は活発化します。この冬の時期は林業が忙しい時期になることもあるので、人材が足りなくなることもあります。最近は外国人労働者が増えていて、外国人の労働者のおかげで何とか作業が進められるという会社もあります。

 

 
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