岡山県のモミの取引状況(2019)

 

岡山県には豊富な森林資源があり、天然林は約3割、人工林は約7割となっています。国有林より民有林が多く、その差は10倍ほどです。民有林の面積を見ると広葉樹が半数程度を占めています。針葉樹はヒノキがダントツで多く、次いでマツ・スギという順番です。蓄積量を見てもヒノキが多く、次いでスギ・マツという順番になります。モミの取引状況は少ない状況で、今後も急激に拡大する動きはありません。

 

モミの価格は比較的安いので、入手はしやすい傾向があります。白色をしているのが特徴であり、清潔感を抱く人が少なくありません。クリスマスツリーの木として有名ですが、ほかにも建具や家具などに使用されています。近年は内装に使用するケースが増加しており、メリットを認識する人が増えてきているためです。岡山県の取引状況は決して多くはありませんが、建材に使用したいという方は少しずつ増えています。乾燥によって狂いが発生しやすい問題はありますが、それを考慮しても多くのメリットがあるためです。

 

例えばフィトンチッドを拡散する役割があり、その力は他木より優れています。落ち着いて住める部屋にしたい、アレルギーやアトピーの発症を抑えたい、などの目的のために利用する方は少なくありません。調湿作用も期待できるので、室内を快適に維持できるのも魅力です。湿気が増えてくるとカビのリスクが高くなるので注意してください。一般的に湿度が70%を超えてくると、カビの発生リスクが高くなると言われています。

 

岡山県におけるモミの取引状況は決して多くはありませんが、着実にファンは増えてきています。モミの建材で建てられた家は、自然な暖かみがあるのが特徴です。床にそのまま座ったとき、ひんやりとした冷感を感じにくいです。フィトンチッドは心身を落ち着ける作用があるので、ストレスが溜まりやすい人にとって嬉しい存在です。モミの木は食品関連の工場でも使用されるなど、人体にとって非常に優しいのも魅力でしょう。

 

 
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