変形性脊椎症における通所介護施設の利用について(考察 2020)
変形性脊椎症は、高齢者に多い病気です。
軽傷なら無症状なので痛みを感じたり、生活に悪影響を及ぼすことはありません。
しかし変形が進み症状が悪化すると、慢性的な痛みを感じるようになります。
可動域にも制限が出て神経根症状が出たり、脊柱管狭窄症になるケースも少なくありません。
変形性脊椎症の慢性的な痛みを感じていると、動くの辛くて自宅に閉じこもりがちです。
しかし変形性脊椎症の痛みで自宅に閉じこもりがちになるのは、良いことではありません。
変形性脊椎症が原因で自宅へ引きこもっていると刺激を受ける機会も減ってしまい、認知症を引き起こす原因になりかねません。
また自宅に閉じこもり運動不足に陥ると、筋力が低下し足腰も弱まってしまいます。
足腰が弱まれば転倒の危険が増えたり、寝たきりになってしまう可能性もあるでしょう。
変形性脊椎症の症状をキッカケに認知症や寝たきりになるケースも考えられるので、自宅に閉じこもりがちになるのはいけません。
通所介護施設に通うメリットの一つとして、他人と関わりを持てることが挙げられます。
変形性脊椎症の痛みが原因だけではなく、高齢者は社会との関わりが薄くなると引きこもりがちです。
その結果大きな健康上の問題に繋がりますが、通所介護施設を利用することによって適度な刺激を受けられます。
通所介護施設では要介護者の入浴や食事などの介護の他に、機能訓練や楽しめるプログラムも用意されています。
定期的に通所介護施設を利用し機能訓練を受ければ、運動機能が回復する可能性があるでしょう。
また利用者と一緒にプログラムを楽しめば、他人とのコミュニケーションもとれて刺激的な日常になります。
変形性脊椎症の症状が辛いと外に出たくなくなりますが、認知症や寝たきり予防を行うためにも、刺激を受けに行くと良いでしょう。
健康的な生活をこれからも送り続けるためにも、積極的に通所介護施設などのサービスを利用するのは大切なポイントです。