耳鼻科疾患における通所介護施設の利用について(考察 2020)
通所介護施設はデイサービスとも呼ばれ、利用者が日帰りで
入浴や食事などの日常生活支援とともに、レクリエーションを受けることができる専門の施設のことをいいます。
通所介護施設は、社会福祉士や看護職員、介護職員、理学療法士、作業療法士などが存在しているため、幅広い視点からケアに利用者に向き合うことができます。
高齢者に多い耳鼻科疾患としては、繰り返すめまい、難聴、耳鳴りを症状とする内耳の疾患であるメニエール病は50-60代の女性に多い疾患です。また、突発性難聴も50-60代に多い疾患です。これは、突然発症する原因譜面の感音性難聴です。
通所介護施設で行われるレクリエーションを通して精神的に楽になれるようにマネジメントすること大切です。
例えば、大人数で行うことができるジェスチャーゲームや、
軽く体を動かす風船バレーなど、利用者の状態などを考えてレクリエーションを考えることが必要となります。
今回、耳鼻科疾患ということなので、めまいの症状を訴える利用者がいることが考えられます。
利用者の転倒・転落を防ぐためにも運動よりも座ってできるレクリエーションが適していると考えられます。
通所介護施設に訪れることで、利用者同士の関係が構築され、心身ともに良好な状態へと促進することにも繋がるのです。さらに、地域の人々と交流することで、QOLの向上にもなります。
これは認知症の予防にも繋がり、新たなコミュニティを形成することで
自分が抱えている悩みなどを打ち明けられる仲間が増える、ということになります。
レクリエーションだけでなく、高齢者は病気等が悪化しやすいです。
そのため、これまでに挙げた疾患に対して、日常生活動作が制限されてしまうことに対しても、
スタッフが一人一人の利用者に寄り添ったケアを展開することで、自宅での介護にあたる、介護者の負担も減らすことができます。
利用者自身も、自宅とは異なった環境で生活することができるので、リフレッシュ効果も期待できます。
以上の事柄から、耳鼻科疾患における通所介護施設は効果があります。