ALSにおける通所介護施設の利用について(考察 2020)
ALSとは神経の疾患で、末梢の筋肉を始め最終的に呼吸筋が衰えて死に至ると言う難病です。初期は不便を感じながらも自力で日常生活を行うことができます。徐々に全般的に介護が必要となってくる状態です。介護者も最初は自宅で介護を行うことができますがやがては限界がやってきます。結果とも倒れになる可能性があります。自宅のみで介護を行うことが難しく医療機関を始め様々な社会資源を使うことがよい方法だと考えます。社会資源の1つとして、通所介護施設の利用が挙げられます。通所介護施設とは通称デイサービスと呼ばれます。通所介護では日常生活の援助や健康管理などのサービスを受けることができます。また必要に応じて生活に関する相談を行うこともできます。朝来所していただいて、夕方お帰りいただく時間帯が多いです。事業所によっては夕方デイサービスと言うを行っているところもあります。日中通所介護を利用していただくことで、ご家族様の負担を軽減するメリットもあります。通所介護と、数日のレスパイトケアを組み合わせる方法の方もいらっしゃいます。社会資源を利用することで、介護の共倒れを防ぐことが可能になります。ご家族が1番心配されるケースに自宅で入浴介助できないので入浴目的で通所介護を利用される方が多いです。通所介護を利用するには、介護保険の認定を受けていることが必要となります。ALSは1号保険者の難病にも該当しますので、40歳以上も利用することができます。通所介護を利用するには保険者つまり市町村に相談する方法があります。健康保険課や長寿介護課といった窓口になります。市町村によって課が違いますので、総合受付などで通所介護を利用したいですと伝えれば窓口へ案内してくださいます。1番は実際に通所介護事業所に足を運んで見学をしてみると良いでしょう。担当の職員が案内してくださいます。日中どんなふうに過ごしているのか、年齢層はなど知ることができます。その他にも疑問思った事は質問をしてみてください。あらかじめ質問メモを用意しておくと良いでしょう。