関節リウマチにおける通所介護施設の利用について(考察 2020)
関節リウマチは免疫の異常によって手足の関節が痛んだり腫れる病気で、症状が進むと骨が壊れて関節が動かせなくなったり、大きく日常生活が制限されてしまいます。
初期の症状としては、体がだるい、微熱が出るといった程度ですが、徐々に関節が腫れたり股関節など全身の関節にも拡がってしまいます。
関節リウマチの原因はまだはっきりとは解明されていませんが、ウイルスや最近などの外敵から体をまもる免疫に異常が起こり、骨や軟骨を外敵とみなして攻撃して起こると考えられています。
こうした自己免疫疾患は遺伝的な要素だけではなく、過労やストレス、出産、喫煙などをきっかけとして起こる場合があります。
日本の関節リウマチ患者は、男性よりも女性に起こりやすく、特に30?50歳代で多く発症します。
特徴的な症状としては、朝関節周囲のこわばりが起こり、動かすと痛みが強くなります。また関節に炎症が起こると関節のなkにある液が大量にたまって関節水腫が起こったり、関節が破壊され筋肉も萎縮してしまい、手足の指が変形するなど、独特の形状がみられます。
関節リウマチは特定疾病にあたりますから、支援が必要だと認定されれば介護保険を利用することができます。
要介護状態だと認定されれば、通所介護施設に入居することが可能です。関節リウマチは日々のリハビリだけではなく長期にわたって治療を行うことが大切です。同じ通所介護施設であってもすべて医療機関との連携がなされているわけではありませんから、事前に調べておくことが大事です。
介護保険は40歳以上であれば納める必要のある保険ですが、せっかく納付をしていてもしっかりと適用範囲を理解していないと意味がありません。
通所介護は入浴や食事などの介護だけではなく、日常生活動作訓練なども受けることができますから、関節リウマチで日常生活に支障がでるような場合には最適なサービスと言えます。料金やサービス内容は要介護度や施設によっても異なりますから事前に調べておきましょう。