腰椎椎間板ヘルニアにおけるカーブスの有効活用について(考察 2019)
腰にある腰椎椎間板は、上半身の背骨を支える重要な役割を持っています。そしてその中には髄核という柔らかい組織がありますが、これが何らかの拍子で隙間から出てしまいます。その状態を腰椎椎間板ヘルニアと呼び、飛び出た髄核が神経を圧迫することで痛みや痺れを感じるようになります。
腰椎椎間板ヘルニアになってしまう原因のひとつは、腹筋や背筋が衰えてしまうことです。症状には個人差があり、重症であれば手術を行わなければならない場合もあります。しかしもし軽度であれば、体幹と呼ばれる筋肉を鍛えることで、改善できるかもしれません。そしてその筋力アップとして有効利用できるのがカーブスです。
カーブスの運動は、筋力と柔軟性を高めることを目的としています。そのため筋肉の緊張をほぐしながら、身体を安定させるための筋力アップを目指すことができます。大体カーブスでの運動は、始めてから最低でも3ヶ月は続けることが推奨されています。
カーブスの基本は個人主義で、周囲に合わせる必要がありません。そのため自分の症状を悪化させないように注意しながら進められます。運動の方法はインストラクターがサポートしてくれるので、腰椎椎間板ヘルニアの改善のために利用することを伝えると良いです。軽い内容から機械を使った本格的なものまで、様々なプログラムが用意されています。
できれば腰椎椎間板ヘルニアになってしまう前に、カーブスで予防として運動をしておくことが望ましいです。しかし症状が発生してしまった後でも、改善が不可能というわけではありません。大切なのは症状を悪化させないレベルの、最適な運動を行って改善することです。
インストラクターはあくまでも運動がメインなので、かかりつけの医師にカーブスを利用することを伝えて、治療と運動を連携する形で進めていった方が良いです。どういった運動をすべきか、逆にどんな負荷をかけてはいけないかなど、詳しくわかるはずです。