ダウン症におけるカーブスの有効活用について(考察 2019)
ダウン症の患者は一般の人に比べ認知度が低い傾向が有り、状況を把握して的確な行動をとる能力が劣っていると思われがちです。しかしその反面、様々な才能を発揮することも多く、本人が得意とする分野や興味を持つ分野に関しては一般の人よりも高い能力を発揮することも多いことから、運動の面でもその才能が発揮されるケースが少なくありません。その才能を自覚することが自信につながり一般の人とのコミュニケーションが円滑になることも多いのです。
カーブスは一人ひとりに合った個別のトレーニングを行う事が特徴となっており、その為に自分自身のペースで運動を行なうことが出来る点がメリットとなっています。一般のフィットネスクラブやスポーツジムでも自分自身でトレーニングメニューを決めて行う事が多いのですが、実際には様々なモデルとなるパターンが提示されており、これに従って行うことが多いため、そのメニューが出来ないと自己嫌悪に陥ることも少なくありません。ダウン症の人にとってはこの失敗は非常に大きな問題となるほか、場合によっては生涯その恥を感じて生きていくことになってしまうため、自己嫌悪に陥らせないようにすることが重要なポイントとなってくるのです。
カーブスでは一人ひとりのメニューをインストラクターが指定することが基本となっています。カーブスは女性専用を謳っており、会員も女性しかいないため女性ならではのきめ細かい対応が魅力的です。インストラクターは常に会員の動きや状況を把握していることから、効果的な方法をアピールするとともにダウン症の人でも有効利用できるような仕組みを持っている可能性もあります。
ダウン症の人を目にすることが多くなりましたが、最近では特に軽度の症状の場合にはわからないことが多く、その処置も煩雑になってしまうことが多いのですが、カーブスでは個人でのレッスンが多いため、違和感なく取り組むことが出来るのがポイントです。