三重県の太陽光発電の現況(2019)
自然エネルギーとして注目される太陽光発電システムは、休耕地や空き地等を有効活用する無駄のない最も身近な電力供給手段として昨今各地において急速普及を向かえ増え続けている現況を懸念し、三重県では美しい自然や周辺の景観に配慮する必要性を案じ、太陽光発電施設を今後新たに設置する際決められた様式による専用書類や見取図の他現場写真等の届出が必要でありこの審査を行っています。三重県が独自に定める景観計画及び各ガイドラインに何ら問題なく適合する太陽光発電設備である事が必須であり、県では太陽光発電施設の設置に関する景観形成ガイドラインを作成、基本事項や特に留意すべき要点をわかりやすくとりまとめました。三重県の景観に関する行政団体、桑名市並び四日市市から亀山・鈴鹿・伊賀市から松阪伊勢志摩市はそれぞれ市が定めた景観計画届出制度を運用しています。平成28年3月三重県は新エネルギービジョンを改定、日本が抱える様々なエネルギー問題課題に対し地域の力を持って積極的に貢献していくという事を基本方針としながらも豊かな自然を守り、尚且つ景観に調和する太陽光発電施設の適正な導入を図ること、ガイドラインの正しい周知を徹底して行い市長連携を持ち施設導入を進めているというのが三重県の現況です。県のホームページでは県内各地に導入された太陽光発電所の一覧をCSV形式のファイルで掲載する他、エネルギー関連事業や太陽光発電施設の保守点検業務を専門に行う事業者情報を公開しています。現在県からは一般住宅向けの導入補助金制度はありません。生活が豊かになり電力消費量も格段に増え、エネルギー問題は日本だけでなく世界的な問題課題の一つでもあり、これに付随するCO2問題も忘れてはなりませんが将来に向け今ある自然を大切に守り、各自が省エネを心掛ける小さな積み重ねこそが最も重要だと認識するきっかけとなり本当の自然エネルギーとは一体何か?自然環境を守る意義について考えます。