もしもベトナム政府が木材市場を運営したら(2020 令和2年)
ベトナム政府が木材市場を運営したら、これまで森林事業や木材加工などに携わってきた年長者が責任者になり、若手を育てるという系統が出来上がる可能性が高いです。ベトナムという国では、儒教の教えが浸透しているので年長者を敬うことが大事なことだという認識を持っている人が多いです。年長者は経験と知識が豊富ですから、若手を育成するときに自然と信頼関係を生み出すことができます。さらにベトナムでは相手をののしることを嫌う傾向があるので、若手も尊敬する年長者に教えてもらう機会があれば素直に従って知識を吸収しやすくなります。木材市場というのは、沢山の種類の木があるため用途もそれぞれ異なるという特色を持っています。木材市場で働きたいと志願していても、すぐに木の特徴を学ぶことはできませんし、出荷するまでの保存状態にも気を配らなければならないなど簡単な仕事ではありません。しかしそんな時に年長者が中心になって知識を伝授してくれれば、若い人たちな素直に聞き入れる国民性ですから仕事を軌道に乗せやすくなります。またベトナムというのは教育を受けることは美徳だと考えており、仕事に熱心であることが良いという考えを持っています。若手が木材市場で学んだことを忠実に実行することで、確実に市場の規模が増えていきますからベトナム政府にとっても安定した運営が可能になります。ベトナム政府が運営するのであれば、政府がかかわっている高校や大学の卒業生を就職させることができますし、安定した運営ができればそこで働きたいという人材が増えます。収入が安定するとわかっていれば、就職希望者も増えるので学校でも優秀な成績をおさめようという教育に対して向上心を持つ学生が増えることにつながるかもしれません。ベトナム国民の真面目さと教育熱心さ、さらに年長者を敬うという素晴らしい特性を生かした木材市場にすれば国そのものが栄えるきっかけを作ることになります。