もしもフランス政府が木材市場を運営したら(2020 令和2年)
フランス政府が木材市場を運営したら、そこで働く人達は少なくとも1年のうち2か月はしっかり休暇を取ることが可能な素晴らしい環境を得ることができます。フランスは昔からバカンスをとることが大事だと考えていますが、それが人間らしく人生を楽しむことを重要視しているからです。仕事よりも人生を楽しく生きること、大事な家族と一緒に過ごすことを大事に考えているので、フランスではバカンスは欠かすことができません。フランス政府もバカンスをとることを推奨しているので、運営している木材市場も休暇に入ることになります。ただ休暇に入るということは、取引先などとの交渉も中断することになるので、他の国の木材業者にとっては有利になってしまいます。経済的な打撃を受ける可能性もありますが、実は仕事というのは嫌々していると効率が下がります。それよりはバカンスをとって気分を充実させてから、バカンス明けに真面目に働くほうが効率が良いことになります。フランス政府は目先の利益ではなく、長い目で見て運営を行っているのが大きな特長です。フランス政府の運営により、木材市場は大きな利益を得ることができなくても雇用を拡大させることができますし、そこで働く人の幸せを作り上げることができます。そしてフランスというのは国そのものがブランドですから、フランス産の木材というだけで価値が上がる可能性もあります。フランス産の木材で作られた家具であったり、フランス人がデザインした木製の品物であれば需要が高まるので派生的な製品を作るための工房なども運営できる可能性を秘めています。木材市場では住宅などに使用する木材が主に取り扱うことになりますが、それ以外の小さな木材なども沢山存在します。それらを家具や小物を作るときに使用するようになれば、工房を作ってさらには作り上げられたものを販売する雑貨店まで登場させることができるので、大きな市場に繋がることが期待できます。