もしも中村勘九郎さんが不動産事業を営んだら(2019年)
2012年に六代目中村勘九郎を襲名し、歌舞伎界を牽引している人気の高い歌舞伎役者である中村勘九郎さんは、歴史の深い昔ながらの歌舞伎だけではなく、コクーン歌舞伎や平成中村座など、新しい歌舞伎のあり方を常に考え、追求してきた人物でもあります。数百年続く古典をこれからの世代に向けてどうアプローチしていくか、面白くお客様に提供するかを第一に考えて活動をしていることから、中村勘九郎さんが不動産事業を営む場合不動産売買や仲介など高額なお金が動く事業であることから、取り引きに関わってくる多くの人の容貌を見抜く知識を身につけられる強みがあります。
これは歌舞伎界を新しい世代にアプローチしていくことと同じように、不動産事業で欠かせない物事を突き通す人間性や色々な困難も今までの実績と知識によって切り抜ける実力を見つけていることに共通しているからです。
不動産事業は賃貸業やウィークリーマンション業、不動産仲介業や不動産売買業などに分類されますが、将来的にはコンピューターシステムの発達により個人売買が進み仲介業が不要になったり、立ち会いだけ頼まれるなど今後の不動産事業の変化が求められる時期に来ています。これは近年の流通業で行われている中抜きと同様に、不動産業でも中抜きされる時代がくるため、未来を見据えて新しい物事に始めることが出来る中村勘九郎さんの場合は、自社物件の開発をはじめ分譲など総合的な管理が行える業者になる可能性があります。
これから増えると考えられる個人間の売買ですが、どうしても個人間では大きなお金や権利が動くためトラブルが起こる可能性が非常に高いです。中村勘九郎さんの場合こういったトラブルを未然に防ぐためにも、今までにない提案や発想を社会に発信していくことが出来る発信力もある人なので、不動産業者の知識や経験を売ることが出来る新しい方法を探し、不動産利用者に対して提供していく考えを持つと考えられます。