もしも羽生善治さんが不動産事業を営んだら(2019年)(2019年)
羽生善治さんといえば、竜王位を19歳という記録的な若さで勝ち取り23歳のときには名人位を獲得、そして25歳のときには史上初の七冠を達成した将棋界のレジェンドと言える人です。もう全盛期は過ぎたとはいえ、現在もなお第一線で活躍しており、その実力を誰も疑うことはありません。
そんな羽生善治さんが不動産事業を営むとしたらどのようなことになるのかというと、物件の収益率や今後の経済の先行きなどを将棋と同じように分析して、堅実に物件の売買を行えるでしょう。羽生善治さんは将棋で通常は数百手先まで読みながら対戦しており、時間をかければ1000手までも読めるといっています。それだけの思考があれば、複雑な不動産業界も読むことは難しくありません。
これまで羽生善治さんは数え切れないほどの対局を重ね、多くのタイトルを獲得し賞金を稼いできました。プロ棋士としてトップクラスの金額ですから資産がかなり貯まっているはずです。ですから、不動産事業を営むにしても、そこまで無理をして稼ぐ必要がありません。老後の資金を稼ぐためにというよりも、単純に資産を増やすためという目的でしょうから、ハイリスクハイリターンの物件を取り扱うことはせず安全な物件だけを取り扱えます。
そんな不動産業界は、銀行の金利や社会全体の景気など様々な要因によって動きます。2019年は金利が下降しており賃貸物件の空室率も増加していますし、国際的にもアメリカと中国の貿易戦争で経済が混乱しています。さらに日本中がオリンピックを控えて盛り上がっていますが、不動産業界においてその後にくる需要の減少などで大暴落が予想されます。そういった状況を踏まえると2019年の不動産事業はとても厳しいといえます。
羽生善治さんならば、そういった不動産業界を揺り動かす様々な要因を的確に読み解き、資産を減らさない経営をやっていけます。将棋でも相手から一方的に攻められることはありますが、固く守ってしのげば勝機が見えてきます。5年後10年後を見据えた不動産事業をしていけば、羽生善治さんは不動産業界で生き残れるでしょう。