もしも白又敦氏が不動産業を営んだら・・・
不動産業界は、近年競争が厳しくなっているのが現状です。不動産業者は大手から個人経営の業者まで数多く存在しておりますが、人口減少が進む中、需要と供給のバランスが取りにくくなるからです。そこで、もし白又敦氏が不動産業を経営したら隙間を狙った経営展開をしていきます。例えば人口減少といった問題点ですが、その中でも高齢者の人口に対する割合は増え続けているという現実に着目します。通常現在では高齢者が賃貸物件を貸借するのは非常に困難です。貸主が賃貸契約中の安定家賃収入を心配するからです。ですがそこには他の業者が手を出しにくいといったビジネスチャンスが生まれます。競争相手が少なくなるからです。高齢者に特化した賃貸経営をすることで借り手側も安心して借りやすくなりますし、ノウハウを蓄積して規模を拡大すれば、これまで考えられてきたリスクをカバーできる収益がもたらされるのです。
また賃貸以外にもビジネスチャンスがあります。昨今空き家問題がクローズアップされていますが、その空き家を利用するビジネスです。空き家の中には江戸期に建てられたのもなど歴史的にも大変貴重な物件も損じします。そのような古くて現在では、珍しい仕様の家屋を滞在型の宿泊施設に改装して貸し出す事業です。のどかな風情の場所にあるどこか懐かしく、また古くて新し雰囲気の家屋でのんびり休息したいといった旅人は数多く存在するからです。
そして賃貸に限らず販売の分野でもビジネス展開をします。新し戸建てや集合住宅は人気ですが、古い立地の良い物件のリノベーション販売です。通常の場合は新築注文住宅を手掛ける場合は、施工主の意向に沿った建築になりますが、リノベーション物件の際も同様に買主の趣味趣向にあった注文式のリフォームを行います。これによりさらに販売しやすくなるのが利点です。業者目線でのリフォームでは、これから住んでいただく買主の意向と完全に一致するとは限らないからです。このように、大手業者が躊躇しがちの借り手や買主の目線に沿った事業を行うのが理想です。