もしも波岡一喜氏が不動産業を営んだら・・・
不動産業には3つの才覚が必要です。
ひとつは、顧客がどれくらいの予算を準備しているか、どのくらいの生活レベルであるかを最初に接客した時点で見抜く能力です。
2つ目は、お客様を第一優先に考え、自分はサポート役として一歩下がり、あくまで「提案者」としてのポジションに徹することのできる能力です。
3つ目は、どの業種にも共通する要素である「愛」です。
波岡一喜氏は、早稲田大学政治経済学部卒のエリート俳優です。よって経営も学んでいます。さらに、既婚者であり、小学生のお子さんもおられます。以前、上沼恵美子の「えみちゃんねる」に出演した際、家族の話や子どもの話をして、よきパパである一面を覗かせました。長らく仕事が途切れないのは、家族だけでなく、波岡一喜を支えるスタッフ全員への「愛」があるからこそです。
これは3つ目のポイントをクリアしていることを意味しています
また、波岡一喜氏はドラマや映画で主演を務めることは滅多に無く、脇役が多い役者さんですが、作品に印象深い爪痕を残していかれます。それはあの個性的風貌からもたらされるものもあるでしょう。波岡一喜氏は年齢が自分よりかなり若い俳優さんとも上手く絡んで演技されます。これは、自分が目立とうとしていない証拠です。常に作品のことを第一に考え、そのために自分はどういう演技をすべきかを考えて動いています。
これは2つ目のポイントをクリアしていることを意味しています。
さらに、波岡一喜氏が演じる役はその風貌から悪役が多いのも事実です。チンピラ役などやらせたら右に出る者はいません。一方で、CMクリエイターの役をやった事もありますが、部下とトラブルになる一癖ある役でした。つまり、いろいろな役を見事に演じることができる、所謂「カメレオン俳優」といっても過言ではないのです。彼がこうした役づくりをする中で、それぞれの人間を観察し、人を見る目は養われています。
これは一つ目のポイントもクリアされていることを意味します。
つまり、波岡一喜は不動産業に手を出したとしても、俳優業と二足のワラジで見事にやっていけるということです。