もしもグラシアルさんが不動産事業を営んだら(2019年)
グラシアルさんのフルネームは「ジュリスベル・グラシアル」で、キューバ出身の野球選手です。キューバの国内リーグやカナダ・アメリカの独立リーグなどで活躍し、2017年の第四回WBC(ワールド・ベースボール・チャンピオンシップ)ではキューバ代表チームの一員として戦いました。その後2018年に日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスに派遣され、54試合に出場して打率2割9分の成績を残しています。2019年には103試合に出場し打率3割1分の成績を残し、オールスターゲームや日本シリーズにも出場して活躍しました。
グラシアルさんは母国であるキューバをはじめとして、カナダ・アメリカ・日本など様々な国で暮らした経験があります。グラシアルさんが不動産事業を営むとしたら、それらの経験を活かしたグローバルな事業展開を行うことになるでしょう。例えば日本においては、主に外国人を対象としたビジネスを行うのではないでしょうか。東京など日本の不動産物件は、外国人にも高い人気があります。一方で外国人の多くは日本語が不自由だったり、日本独自の商慣行を知らなかったりするため、いわゆるコーディネーターのような役割をする人物が必要になります。グラシアルさんは様々な外国人とスムーズにコミュニケーションできるため、不動産取引のアドバイザーにも適役なのです。
一方では海外の不動産物件を、日本人に紹介する事業を行うかもしれません。近年では日本国内で不動産投資への関心が高まっており、海外不動産の購入を検討する投資家も増えています。不動産の価格は需要と供給の関係で決まるため、現在はあまり人気がない地域の物件を先に購入して、その後人気が出て不動産価格が高騰した時点で売却するのが、効果的な投資の方法になります。グラシアルさんの母国であるキューバは、今の時点では日本ではあまり馴染みのない国ですが、今後の経済発展や観光地としての人気向上が見込める国だともいえるでしょう。そんなキューバの不動産物件を日本人に紹介することで、不動産事業でも大きな成功が期待できるのです。